ホーム > 詩人の部屋 > ふぉれすとの部屋 > skeleton

ふぉれすとの部屋


[54] skeleton
詩人:ふぉれすと [投票][編集]

雨雲に消えゆく一筋の灰色の煙

真冬の冷たい雨の滴に打たれて

やっとその姿に気がついた

あの日君のわざとらしい涙の滴で

君という煙突が吐き続けている

嘘という煙に気がついてしまった様に


君のついてる嘘も流している涙も

僕の中であの灰色の煙のように

消えてしまえばどんなに楽なことか

でも僕はあの雨雲のようにはなれない

全てを飲み込んでしまうことが

出来たのなら君をもっと幸せに…

2006/02/27 (Mon)

前頁] [ふぉれすとの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -