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ふぉれすとの部屋


[8] パズル
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僕はパズルを解いている

一見安易そうで実は奥深い

それでおいて完成が無く終演が有るという

矛盾を抱えた僕一人のためのパズル

僕が生まれた時にはもう存在していて

今でも僕を悩まし続ける

なぜ完成がないかって?

それは僕がピースを創り続けているからさ

なぜ終演があるかって?

それは僕が何時か必ず物質に還元されるからさ



この奇妙な三次元のパズルの上には

方程式なんて存在しない

例えば“努力=結果”とか
“愛する=愛される”とか

全てのピースとピースの間は“≠”で結ばれる

そりゃあ栄光で光輝くピースもあれば

思い出したくなくて真っ黒にしたいピースもある

涙で濡れてシワクチャのピースもあるさ

でも僕のは少し濡れてる部分が多すぎるかな?



今日もパズルを解き続ける

才能と運の欠落を努力のピースで埋めながら

“その絵の価値はどれくらい?”

僕は答える“価値は無い”と

何故なら誰も見はしないから

“じゃあ何で続けてるの?”

僕は何も答えない

何故なら生きてることに理由はないから

僕は誰にも必要とされてはいない

ただ今日も必死にパズルを創るだけ

2005/11/01 (Tue)

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