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魅那の部屋


[42] 過ぎ行く日々
詩人:魅那 [投票][得票][編集]



過ぎ行く日々

変わらない風景
それでも
その風景さえ

心地よさを
感じる

長く生きていれば
先が見えなくなって 立ち止まり

後ろを振り返る

そんな時
想い浮かぶのは

背中を
押してくれた君の
事を想い出す

あのとき
君が居なければ
きっと
あたしは
今でも闇の中にいた だろう…

君に出逢えた事
あたしは
一生忘れないだろう …

憎んだ事もあった
だけど
薄れて行く
君の影

時間は
人を変えてゆく

そして
それぞれの出逢いがある

あの時の心の痛みを和らげてくれる
温もりがある。

だから
決してあたしは
今を悔やんだりしない。

何度目かのこの季節 君と出逢った奇跡

少し切ない季節

何時までも
君が幸せでありますように…

駅のホームで
最後に背中を押された温もり

あのとき
感じなかった
温もり

今なら
感じられる


時がそう
囁いてる



2009/05/19 (Tue)

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