詩人:在音 | [投票][編集] |
嫌になるだろう
守りたいと 思うものほど
音もたてず
最初に戻ってしまう
この矛盾な感情を抱くことも
その整理をしなくてはいけないのも
何の価値もない と解っていても
涙に意味は生まれなくて
前向きに 仕方ないと言えたら
僕は優しい 物分りのいい人と
誰もが誉めてくれるというの
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この世界は地獄のようで
周りの人達はみな傷つけあって 殺し合い
血と悪意で淀んでいると貴方は言う
そんなコト 僕だって解っているよ
僕も同じように感じているよ
でも だからって
僕と貴方が殺しあわなくてもいいはず
人間の存在そのものが悪だと
僕だって解っているよ
僕の言葉がきれいゴトだとも...
でも 貴方が信じていない
その きれいゴトを
望んではいけないのかな
そんなに難しいコトなのかな
僕を殴らなければいけないほど
じゃ 僕と同じように声を失ってごらんよ
顔が崩れた痛みで 転げまわってみるがいい
痛みを知らないから
そうやって 貴方こそ
退廃に酔っているようにしかみえないよ
もう いいよ
勝手に殺しあえばいい
後悔しながら 幕を閉じればいい
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僕の世界は海の底
歩くたびに舞い上がる砂は
後悔が砕けてできた砂
紅い雪が息を殺して降り続ける
全てを飲み込むように
僕の呼吸を塞ぐ様に
手の中で溶ける雪を見て思う
これは僕の死骸だ...
神様も届かない海の底
寒さも通り過ぎた場所
落ちていくための浮遊感
遠ざかっていくのは僕なのか
それとも....
手を伸ばしたら
夢を描いたら
何かを
誰かを愛したら
この世界は青いのだと
僕は思うことができるのかな
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雨を見て憂鬱になるのは
脳裏のどこかにある
何時もは感じていない記憶が
矛盾を感じてしまうから
空から降ってくる水が
無条件に僕を包むから
それは まるで羊水のようで
かえりたくても かえれない場所を
まるで誘発するようで
自分を憎めば憎むほど
雨は戒めているようだから
リセットを望んでしまった人ほど
流れる水を見て途方にくれてしまうのだと
悲しいだけが雨ではないのに....
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僕を必要としてくれた貴方が
何処にいても
どんな思いをしていても
どうか必ず
誰よりも
ずっとずっと安らかに
ずっとずっと幸せで
僕を忘れてしまうほど
貴方にとって楽しいことが
ずっとずっと続きますように
どうか
どうか....
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仕方がない 貴方の口癖
だから僕らは虐待される
だから僕らは希望を捨てる
今度は人以外の命まで
処分しようと言い出した
全て貴方のモノ
同じ命ではない
僕は貴方ほど強い人ではないから
本当にあの子達を殺したら
僕もあの子達の所へ行くよ
仕方がない なんてのは
理由にならないから
違う命なんてないよ
もし 違う命があるのなら
それは貴方の命
きっと貴方だけは特別で
どんなコトをしても許されると
信じて疑わないのだから
僕が唯一
軽蔑している命
貴方がその線を越えるなら
その瞬間から
僕は
貴方と貴方が守ろうとしている
その陳腐な世界を
叩き壊してあげるよ
最後の子供として
誰かがやらなければいけないことだから
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僕の中の記憶
僕らは貴方に殺された
何度も繰り返す
幼い頃から続く夢
僕らの最後の記憶
蜂の巣の身体 左の頭はなくなって
目の前には
仲間達の欠けた躯が転がる
僕らの命と交換して
貴方だけ生き延びた
夢から覚めると 口の中には血の味が残る
そんな記憶を持つものが4人
手繰り寄せられたあの日
僕らは転生したのだと確認する
そして やっと出会えたと....
僕らが出会えたということは
きっと貴方も転生しているだろう
まだ誰も貴方には出会ってはいないけれど
もし出会ったらまた
僕らは裏切られて殺されるのかな
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何時からだろう
眠らなくても平気になったのも
愛想笑いをしなくなったのも
必ず終わりがくると
最初に考えるようになったのも
人を信じられなくなったのも
愛情が解らなくなったのも
自分は最低と信じて疑わなくなったのも
光にあたると拒絶反応がでるようになったのも
貴方なんか消えて無くなれと思わなくなったのも
何時からだろう...
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貴方みたいな人は 殴られて当然です
貴方は自分のコトしか 考えない人です
周りの人を何時も不幸にします
数日の入院で言われた言葉
逃げている と言われて仕方なく飲んだ安定剤
拒絶反応がでて 看護婦を騒がせた僕
何も知らない医師は 僕の全てを決め付ける
自分は間違っていない という自信に満ちた顔
看護婦は この厄介者をどうしてくれようと
慈悲深い言葉で彼らを煽るだけ
そして僕はまた 狂人になる
やはりこいつは普通じゃない と再確認した両親
神様この疎ましいイキモノを私達の前から消してください
視線すら合わせない母 お前を愛している
暴力を肯定された父 お前が心配なだけなんだ
近寄りもしない兄弟 だって安静が必要でしょう
不安 失望 悩み事 情緒不安定 ストレス
そんなもの とうに通り越した僕
今は何も感じないよ
もう何も
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幾度ともなく
悔やんで
嫌って
消えてしまえと望み
殺めようと手をのばし
うなだれて
泣き崩れて
逃げ出そうと夜を待ち
壊れて
祈って
そして... 有難う