僕には 遠すぎる願い儚さすら 感じることもできなくて神はすでに人工物あの瞬間から 僕に拘わりはなくなった全ては混沌通貨は 貴方すら買える僕の手元には 端のない紙 色あせてきたペン透明に侵食されつつある世界何かを残そう存在を証明する何かを意識の動くままに 優劣は次の誰かに任せればいい下弦の夜 静かに散る櫻にすら囁きがあるように誰かの何かに この貧弱な音が残りますように
[前頁] [在音の部屋] [次頁]