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在音の部屋


[34] 在音
詩人:在音 [投票][編集]

僕には 遠すぎる願い
儚さすら 感じることもできなくて

神はすでに人工物
あの瞬間から 僕に拘わりはなくなった
全ては混沌
通貨は 貴方すら買える

僕の手元には 端のない紙 色あせてきたペン
透明に侵食されつつある世界

何かを残そう
存在を証明する何かを
意識の動くままに 
優劣は次の誰かに任せればいい

下弦の夜 静かに散る櫻にすら
囁きがあるように

誰かの何かに この貧弱な音が残りますように

2005/01/04 (Tue)

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