ホーム > 詩人の部屋 > 都森 善太の部屋 > 愛しのエレクトロニカ

都森 善太の部屋


[110] 愛しのエレクトロニカ
詩人:都森 善太 [投票][得票][編集]


雨降りの小窓は
いつでも君を待っていて
三分おきに
問い合わせをする
海の向かう
どこか遠くに
混ざる雨の音と
つかめそうな
電子の匂い
見えなくなるくらい
バラバラにされて
音の粒子
思い出せるのは
泣き顔くらいのものだ

2008/05/18 (Sun)

前頁] [都森 善太の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -