叫んでいたいつか。今にも飛び立つ偏翼機の爪先唾を吐きつけて滴ら云々傾く面倒な相づち共雨は優しくなんてなく冷たくもなくただ重く支えを失う雲と雲の向こう側言葉は消えてったあれから曇天の予感によく似た俺はずっと空腹のまま惑星の一隅から一隅。
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