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理恵の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 理由
詩人:理恵 [投票][編集]

生きていたい
あなたといたいから

死にたい
迷惑をかけてしまうから

これ以上
ここにいていいの?

いていいわけない
私だってそう思うから





H26.11.22

2014/11/22 (Sat)

[2] 詩人でありたい
詩人:理恵 [投票][編集]

私の紡ぐ言葉は
宙をさまよった

きっと日本人らしい
表現だったの

時が経ち 廃れ 失った色は

もうあの彩りを 取り戻せない


それでも詩人でありたいと
未だ願う、私の心は
もう何も映しやしないのに
無理矢理ふれた自然に
意味はないのに

未だに、奥ゆかしく心を謡う
詩人でありたいと
願う私がいる





H26.11.22

2014/11/22 (Sat)

[3] 訪ね人
詩人:理恵 [投票][編集]


コンコンコン、
だれかいますか?

竹は黙ってささらと揺れた


ト、ト、ト、
だれかいますか?

砂地は黙ってさすらと流れた


カンカンカン、
だれかいますか?

石は黙ってかちんと落ちた


コトコトコト、
だれかいますか?

岩はだんまり居座った


空は届かないから大きな声で
だれかいますか?

代わりに風がひょうおと歌った


パキパキパキ、
だれかいますか?

木は黙ってくすくす笑った


仕方ないからその幹に
そっと耳を押し当てた


ああ だれかいるな、
だれかいる。





H26.11.23

2015/02/09 (Mon)

[4] くらべっこ
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あれれ 君は冷たいね
あれれ 君はあったかい

こちらはふかふか しっとり地面
こちらはこつこつ かっちり地面

僕ら同じ砂なのに
どうしてこんなに違うんだろう?



それはきっと 僕らのせい



さんさん降る太陽と
木の葉たちが笑ってた



作者:砂 粒子






H26.11.22

2015/02/09 (Mon)

[5] 
詩人:理恵 [投票][編集]

ぼくの心は、魔術師だ。
深い芯の底まで覆い尽くして
魔法をかける。
どろっとしたおどろおどろしいものが
黒い夜を見るたび渦巻いている。
生き物みたいなそれは
どんどんぼくを喰い荒らし
優しさに触れるたび
弱くなり
したたかさに触れるたび
脆くなり
卵の殻のような、儚いもので
守られた大事なものは
いとも簡単に呑み込まれてく。
ああ、止まらない。
わかっていたって止まらない。
もう、彼に逆らうことは
できない。
そうしてまたひとつ、もうひとつ、
なくしてく。
これ以上深い闇はないと
だから大丈夫だという確信は
あっさりと破れて
どんどん新たな深い闇を知っていく。
囚われた檻から逃げても
結局彼の屋敷の敷地内。
ぼくが、ぼくで、あるかぎり。
ぼくの心に住む魔術師は
ぼくだから。





H26.11.30

2015/01/02 (Fri)

[6] 息もできないくらい
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心の呼吸はとっくに止まっているのに
心臓は鳴り続けているんだ

身体は魂の入れ物で
動く以外の機能はないのに
人情とか、思考とか
そんなものを求められても
応えられるはずないのに

ぼくは、身体を殺せない
臆病者だ

心を土に埋めることはできるのに
身体を海に投げることはできなくて
今が苦しいわけじゃないから
苦しいのは未来だから
どれだけ同情すべきモノがあったとしても
どれほどの誘因があったとしても
行動したのは、ぼくだから


もう、ただただ眠りたい
深い森の奥に
吸い込まれるように





H26.12.2

2014/12/02 (Tue)

[7] かわせみ
詩人:理恵 [投票][編集]


かわせみは死んだ
きれいな川のほとりで
その水はきれいすぎて
かわせみには合わなかった

ときどき魚をつまみ食いしては
もっともっと知りたくて
けれども川は
それを許さなくて

流れはそのくちばしをとらえて
水底(みなそこ)へと引きずり込んだ

かわせみは死んでしまった
きっと川の神さまが
魚を食べたことに
怒ったの

かわせみは死んだ
滝の落ちる大きな池に
ぷかぷかと浮かんでた

きれいな川で死んでいた
かわせみは幸せだったのか
あこがれたきれいな水に
殺されたそれは





H26.12.5

2014/12/05 (Fri)

[8] 
詩人:理恵 [投票][編集]


月は今夜も
泣いていた

飾らない言葉を
その胸に抱いて

愛されたかっただけで
愛されなかった結果は
あまりにも残酷だった

月は今夜も
涙を流す
たくさんの潮水を引き連れて
誰もいない海岸に
波を叩きつけて
受け止めてくれる
器もないまま





H26.12.15

2014/12/15 (Mon)

[9] もけもけ
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それはまみちゃんの大事なもの

黒くてふわふわなもの

いつもは水の底に沈んでるけど

見たいときは見れるもの

白い空気を纏ってて

触るとぐにょんと潰れるの

くりりとした目のようなものがついてるけど

目ではない

前足だけ生えたおたまじゃくしのようで

音楽家のかつらのような時もある



それはまみちゃんの大事なもの

まみちゃんはそれがないと眠れない

でもそれがあると起きられないから

目覚まし時計は5回鳴らす

まみちゃんはそれがないと落ち着かない

でもそれがあると寂しくなる

それはまみちゃんが唯一信じてるものだけど

それはまみちゃんを不安にさせる

まみちゃんの大事なものは

たぶん、一生のうちで

誰もが1度は出会うもの



そんな感じ。





H26.12.18

2014/12/18 (Thu)

[10] 寂しさ
詩人:理恵 [投票][編集]



雪、積もる。

なぜ冬は

こんなに冷たいのだろう。

きらびやかな街並みに

寂しさが募る。

なんて残酷な季節なのだろう。

私のイベントは

あなたのイベント。

幸せな関係と

偽るための――。



寂しさ、募る、雪。

銀色の世界の

悲しいきらめき。





H26.12.21

2014/12/21 (Sun)
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