ホーム > 詩人の部屋 > ♪羽音♪の部屋 > 投稿順表示

♪羽音♪の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 恋人よ我に帰れ-Lover come back to me-
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

帰ってきて 愛する人 帰ってきて お願いだから
帰ってきて 私のもとへ
Lover come back to me

煌めく夜空 新月満ちて あの夜もそう
ふたり奏でた喜びの歌
なのに何故なの
貴方は何処へ
やっと叶った恋なのに帰ってきて お願い

私 寂しいわ
貴方を忘れられない
私 やっぱり寂しいの
悲しく輝く二人の日々

月に消えた恋
凍える夜に
今もドキドキするの お願いよ帰ってきて

私 寂しいわ
貴方を忘れられない
私 やっぱり寂しいの
悲しく輝く2人の日々

帰ってきて 愛する人 帰ってきて お願いだから
帰ってきて 私のもとへ
Lover come back to me



Lover come back to me

2015/10/11 (Sun)

[3] 少しの差で
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


ここまできて ゴール手前でなぜ立ち止まる?
気高く可愛い小鳩よ

君の戸惑う表情 瞳は悲しみに濡れて

古き友の言葉
「親愛なる友よ、忘れてはいけない賭け事はするな」と

あの夏の日 女好きの俺を変えた
可愛い小鳩   君は微笑んで愛を誓った

ほんの少しの差で  熱いキスの中
小鳩は苦しみに揺れる
ほんの少しの差で   悪魔の恋の駆け引きに
愛する小鳩は泣いた


君の戸惑う表情 瞳は悲しみに濡れて

古き友の言葉
「親愛なる友よ、忘れてはいけない賭け事はするな」と


ほんの少しの差で 熱いキスの中
小鳩は悲しみに揺れる
ほんの少しの差で 俺の恋の駆け引きに
愛する小鳩は飛び去った

ほんの少しの差で 賭け事 ばかりの日々
君がただ愛してくれるのなら 俺の可愛い小鳩よ

こんなバカげた人生  幾らでも投げ捨ててやるさ

ほんの少しの差で 俺を愛したまま
可愛い小鳩は飛び去った

2015/10/30 (Fri)

[4] 薔薇の伝言
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

「お行き、幸せに満ちた薔薇よ」

その愛らしい力で
あの人に「幸せ」を
届けておくれ。


蒼ざめ凍りつき
萎れかかった
「蒼薔薇」に……


そして伝えておくれ、「今でも愛している」と。

2015/11/13 (Fri)

[5] 壊して離して…
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

本当は気付いていた
分かっていたんだ
それでも素直になれなかった

私があの人に惹かれた理由…
それもきっと……
逆に言えば「壊してしまう」理由でもあるのかもしれない


「守りたかった」
ただそれだけの事だったはずなのに
気づけば「壊していた」

一度、壊せば
もう二度とは戻れないそれも分かっていたのに

今思えば2人とも
心の住む場所が似すぎていたのか
その事にも
きっと互いに気づいていたんだろう

素直に本当の気持ちの所で止めておけば良かった

「ありがとう お幸せに さようなら」

これが気持ちの全てのはずだったのに…

あのままフェードアウトする筈だったのに…
最後に振り向かせたい…そんな私のワガママが全てを嘘に塗り替えた

結局、私もアナタの姿に捕まったままだった。

だから、本当に終わりにしよう?
私があなたの前から消えれば
あなたはもう傷つかなくて済む

あなたが私を壊せば
あなたはきっと
前に進めるから

あなたの足枷には
なりたくないから


"壊していいよ"

私はあなたに嫌われたい
大好きなあなたに恨まれたい

常に「好き」と「憎しみ」の中で揺れ動くのに疲れたよ

だから壊して離して…
そうすれば
きっとアナタの
この悪夢も終わる

きっと今の私が
アナタと出会ったら
すぐに逃げ出すでしょう 会いたくないからじゃない 関係ないからじゃない

また壊してしまいそうで、自分が怖くなるから


だから 本当にさようなら

あなたは悪魔でも鬼でも、本当は蛇でもなかったよ


誰よりも人間らしかった


だからアナタを忘れたいの

このまま好きでいるのは辛すぎるから

今までで一番キツい
片思いと失恋だった

自分で自分の身を
滅ぼすほどに…

2015/11/13 (Fri)

[6] 氷詰め
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

昔々、独りの少女が
居ました
人を信じられず
氷のように心を
閉ざした一人の女の子
それでいて、人一倍
誰かを愛したがっていました

昔々、独りの少年が
居ました
人を信じられず
氷のように心が凍った一人の男の子

それでいて
人一倍誰かに愛されたがっていました

なぜだか そんな二人が惹かれあったのですマイナスとマイナスのはずなのに…

少女は少年の心に触れて 笑顔を取り戻していきました
そして少女は少年の
本当のさりげない優しさも知りました

でもあるとき
そんな甘い夢が終わりました

甘い夢が悪夢に変わったのです

少年は氷が溶けた少女を お人形さんにしようと 何度も何度も
凍らせました

氷が溶けた少女は
そんな凍ったままの
少年に抗いました

そのうち二つの人形は糸が切れて ぶっ壊れました

まるでシンデレラの
魔法が溶けたかのように 甘い時間はボロボロになった二つの人形のみを残していきました

今、少女は氷の中に…どうしたらいいのか
どうしてほしいのか
分からなくて

少年が溶かしてくれた心の氷だ…
その心を少年に
差し出したらよかったんじゃないか…

少年の望む色に…
少年の望むお人形さんに…私はなれば良かったのか?むしろ、そうなりたかった…

氷の中の少女

今、少年は氷の中に…「もう一度、やり直せる」という希望と「もう無理だ」という絶望の狭間

はじまりは小さな小さな棘だった
君を壊してしまいたい自分色に染め上げたいそしてボクイロに
染め上げられた少女に「これが私」と言わせたかった

そんな独占欲を満たす日を夢見てた

あんなに憎んだのに
あんなに殺したかったのに
今でも君が欲しいよ
抗えない欲求

氷の中の少年

とうぶん2人が欲しがる答えは見つかりそうにない


氷詰めの二人

2015/11/13 (Fri)

[7] The End.
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

まるで上質なフランスの恋愛映画を見ているようだった

楽しくてワクワクしてほろ苦くて切なくて

子供っぽい純真なアナタも凍ったままのアナタも全てひっくるめて魅力的だった…

たくさん魅せられては圧倒されて
戸惑いアタフタして
私はまだまだ子供すぎたね

嫉妬して拗ねて不安になって あなたの反応に一喜一憂して…
強がってみても
やっぱり寂しかった

いつもいつも私だけが背伸びしてるような気がして……


きっとアナタの本当のヒロインさんは別な人私なんかじゃない
楽しかったよ
素敵な夢を見せてくれて 有り難う

騙すならね、ずっと
素敵に夢見心地のまま酔うように騙されたかった

貴方の妖艶なメロディーのように 惑わされたかった

辛いこと泣きたいこと憎しみも含めて
この上なく情熱的だったね 今思い返しても 頬が弛んでときめいたり 胸がキュッと締め付けられるくらいに

最後は上質なイタリアの恋愛映画のように
ほろ苦く甘く終わろう

愛していたわ
さようなら


2015/11/13 (Fri)

[8] 闇の住人
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

私はいつも夜に抱かれ月と踊っていた
昔から大好きだった 底のない漆黒の闇が ここが唯一の私の
優しい居場所


光も太陽も大嫌いよ 闇も何もかも真っ白に照らして 急かして…
その神々しさも
暖かさも
見ていて疲れる


だからずっと
私は闇と微睡んでいたい 優しい三日月に
寄り添って…

アナタは誰?
もし光を放つなら
輝きをまき散らすなら私の前から消えて?
お願いよ 光の中で
私は生きられない

でもアナタも私と同じなら 一緒に踊りましょう?

このまま総てを覆い尽くし飲み込んでしまいたい

私は闇の住人
私は闇の住人

漆黒の闇の中にしか
安らぎを見いだせない

2015/11/13 (Fri)

[9] 教えて?
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

ねぇ? もしかして…
近くにいるの?

大好きな貴方から離れて一年が経とうとしてる

ずっと思ってた
どうせ彼は私のことを忘れる
どうせ私の事なんて
大切だなんて感じてなかった
だから大丈夫だって…

会えない寂しさと
辛さと悲しみと
未だに思い出すの
貴方の偽りの笑顔を

ねぇ?どこまでが
本当の貴方?
ねぇ?どれが
本当の貴方だったの?
今でも貴方の言葉や
文字を目にする度に
期待したり涙流したりで息苦しくなるよ

こんな気持ち私だけなのかな?

辛さのあまり
愛されることと
引き換えに
悪態ばかりついてみた

ねぇ? もしかして…
近くにいるの?
大好きな貴方から離れて一年が経とうとしてる

ずっと思ってた
私のこの気持ちは
ニセモノだって
ただの副作用だって
だから大丈夫だって
思ってたのに

貴方のイジワルも真剣さも偽りの優しさも
未だに全てを消化しきれない

ねぇ?どこまでが
本当の私?
ねぇ?どれが
本当の私なんだろう?

もう遠くにいるはずだと思ってたのに
見かけた貴方の姿や
表情に戸惑って電車を降りた


あんなに、どぎまぎするなんて…
未だに貴方にときめくなんて…何かの間違いだと思いたい


こんな気持ち私だけなのかな?

今、貴方の気持ちが
知りたい
聞くのが怖くて
当時、目を反らした私そんな足枷を引きずりながら自由な空へ
飛び立てないでいる

貴方は私の王子様で
私のナイトだったよ
本当は「助けて」って言いたい
けど それは許されないの

あの日あの時
彼の代わりにリスクを引き受けると決めたから

だからどうか最後に
私が貴方に背を向けられるだけの答を頂戴

2015/11/14 (Sat)

[10] 禁断の果実と真っ赤なリンゴ
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


「良いですか?この果実は食べてはいけません。いいですね?」

貴方はいつも
甘い誘惑に満ちた
「禁断の果実」

いつも道化を演じ
人を引きつけ
涙を 優しい笑顔を
見せたと思うと
甘い囁きと吐息で
危険な領域へと誘う

だから「真面目で
いい子」な私は「禁断の果実」を初めから見ないようにした

自分を偽って
悪魔の囁きでさえも
聞かなかった
「これ以上は止めて。私を壊さないで」と
祈りながら

でも貴方は「ほら、きれいでしょ?甘くて美味しいよ?君にあげる」と私に優しく
その実を差し出した


だから「未熟で悪い子」な私は その果実を 口にした

それは甘くてほろ苦く私の全てを痺れさせた
ぼーっとしながら
悪魔の甘い笑い声を 聞いていた

「いいですか?あのリンゴは食べてはいけません!いいですね?」

私はいつも
人を狂わす
「真っ赤なリンゴ」

優しく尽くし
貴方を愛しく見つめ
時折ふと現れる私の
本当の姿 私も貴方にとって毒になる日が
来るなんて思いもしなかった

けれど「真面目で優しい」貴方はいつも
気づかぬ振りをして
私に尽くしてくれた

本当は信じてくれていたんだね 有り難う

けど私は「みてみて!赤くて綺麗。きっと甘くて美味しいよ。貴方にあげる」とキャッキャと子供のように差し出した

「寂しがり屋でイジワル」な貴方は
そのリンゴを一口かじった


甘酸っぱくほろ苦い
まるで血の味がした

泣き崩れた貴方の耳元で「食べてはダメ」と叫ぶ私の本当の声がした

「禁断の果実」と
「真っ赤なリンゴ」

甘くてほろ苦くて
癖になる

その甘さとは裏腹に どちらも狂気に満ちていた

でも私は「禁断の果実」を口にしたことを
後悔はしていない


やっと本当に出会えた貴方に出会えたから…

2015/11/14 (Sat)

[11] promessa-約束-
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

ごめんね……
ごめんなさい
いくら泣き叫んでも
もう届かない

本当は裏切りたくなんてなかった

初めてだったの
「この人の心は何が何でも守りたい 自分が盾になってでも」って思えた人は

貴方の楽しい冗談も
悪ふざけも ほのぼのした時間も 喧嘩も
すれ違いの時も

どれをとっても
本気だったよ

きっと手を抜こうと思えば 覚悟を決めて向き合わなくたって
何となくでやっていけてしまうことも分かってた

でも貴方とだけは…
それだけは嫌だった
そんな嘘偽りな時間も記憶も 貴方にとって それは何にもならなくて「あぁ、またか…」と落胆させることだと思ったから

確かに全てを知ってた結果もどうなるかなんて分かりきってた

確かにそうだよ

でもね、騙したんじゃない

全てを知っても
近い未来の結果が出ていたとしても

それでも傍にいたかった

ただそれだけ

貴方はいつも見ていたはずだよ?

私が泣くのも
寂しそうな姿も
嫉妬に狂った姿も
そして感情を失っていく私を…

なんでこんなことが
起こったと思う?

自分が自分で分からなくなるほどに「大好き」だったからだよ?

貴方がもう限界なのなら いつでも引こうと思ってた

その日がくるまで
「いけるところまで 貴方と共に苦しもう」って…

これも結局
今思えば私の単なる
ワガママだね

そして貴方に歌で伝えてた

「いつかある日 私が貴方を愛さなくなるなどと思わないで下さい愛しい瞳よ 冗談にもあなたを裏切りはしない」と。

「約束」は忘れては
いなかったよ

いつも本気だった…

2015/11/15 (Sun)
152件中 (1-10) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 16
- 詩人の部屋 -