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明希の部屋  〜 投稿順表示 〜


[3] No Title
詩人:明希 [投票][編集]

どんなに絶望的な状況であれ、
手で空を仰ぐものだ

何も掴めなくとも、その様はとても綺麗だと思う

2006/11/20 (Mon)

[4] 遺書には書けない本音
詩人:明希 [投票][編集]

ただ死ぬ事は、方法や手順を選ばなきゃ簡単な事だ。

限界を越えればいい。

人間なんて、すぐ壊れちゃうんだ。

安物の玩具のように。


とても無機質で、あっけなくて、それでいて無意味。

人生ってそんなモンだ。

だけれど、必死になって、無駄なモノに価値をつけて、よく分からないまま、何か頑張ってる。

人生ってそんなもんだ。


時々、挫折するんだ。

だけど、その都度、何とかやれてきた。

生きてる、それが素晴らしい事だって、辛い時ほど思ったんだ。



‐‐‐‐‐‐‐

死ぬ時には、小綺麗にしてから逝きたいものです。

使い古した思い出、写真や、書きかけの詩。

残したくないモノ沢山。

方法も考えなきゃ。

誰にも迷惑がかからないように、場所選びや、死に方は慎重にしなきゃいけない。


理屈ばっかり付け加えて、言い訳して、まだ死なない。

これでも、まだ人生はそれなりに楽しんでるよ。

でも、死にたいんだ。

それは、決して不幸なんかじゃなくて、幸せになりたくて、死を夢見てんだ。

誰が悪いとか、何かを責める気もないんだ。
どうしようもなく、自分が憎くて、嫌いで嫌いでたまらない。

なのに、自分が大好きで大切なんだ。

‐‐‐‐‐‐‐

夢や絶望は、有りの侭に此処に託そう。

墓場まで持っていける強さは、持てなかったから‥


ただ1つだけ、死者の願いが叶うなら。

「僕の事は、どうか忘れて下さい。」


2006/11/23 (Thu)

[6] 報復
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十字架とは自身の罪の証

僕等は意味も分からず正義を唱え

聖なる輝きに御心を囚われる

いつしか神体は朽ちたった

民衆は喉元に装飾を飾る

磔に祈る信者達

汝罰せられること哭かれ

まるで狂気の沙汰

せいぜい祈り続けるが良い

自が祈りを捧げる十字架の

罪の戒めである十字架に

神は 自らの痛みを

そこに存在させ続ける

神はその体で罪を購う代わりに

同じく罪を
神に背いた罪を

人々へ背負わせる

その罪を購うのは

今度は人間自身であると


神は天使の公正さと

悪魔の狡猾さを持ち

僕達には
永遠の罪を与え

無邪気かつ残酷に微笑む

1つの実から始まった罪は

永遠に許さる事はなく

神を失った十字架が望むのは

それに祈り続ける人間達

2006/11/24 (Fri)

[7] 時間
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時計の歯車
1つ狂う
秒を刻んだ
僕等の存在は
もう進むことのない
君との想い出に

新たに傷を刻みつけていく
記憶が色褪せぬように
薄れていく感情を形に変えて

秒針は
未だ止まったままで

残ったのは
針の刻んだ軌跡

記憶に残る色彩と
目の前の風景は
綺麗に重なり合う

ただ、そこに
君の温もりが見当たらない

2006/11/24 (Fri)

[9] 神様に近い場所。
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そこには、何度も行った事がある。
 
―――苦しい時、辛い時、悲しい時、弱くなった心が、何かを頼りたくなって、有りもしない希望を眺めてしまうんだ。
 
 
大切な人を大切にできないのは辛い。
 
 
現実を受け入れないのは悪い癖。
 
人を殺す覚悟なんか、僕には無理だ。
 
無知故に、奇跡を信じてられただけだったらしい。
 
 
「また諦めの良い子になってしまったなぁ」
 
誰ともなく、呟くのは自分自身。
まるで他人言。
 
―――出来る事なら、天国を見たい。そう思って空を仰いだ。昨日も今日も、一昨日も、気付いて見上げた空は、嗚呼、青い。ただ、そう思った。
 
淡々と様子を眺めている自分を、上の空の僕が眺めている。
 
肝心の気持はどこへやら,,,

ふわり、と飛んだ膨らんだもの。
 
ぱん、ぱんっ、と手を叩いて引き戻された意識は、罪悪感だけを残していく。

―――神様の元に出向いて、答えを尋ねるなんて芸当はできなくても、空を飛びたいと願うよ。
 
少なくとも此処に居るよりはー‥ずっとマシだから。
 



始まりの場所を想ったら、そこは迷宮、暗闇で、二度と出られないラビュリントス。
迷宮の住人は、抜け出す気力さえなくしたら
そこに住まう怪物と一緒なのかもしれない。
 
―――ねぇ、迷ってるよ。
現実には帰りたくない。

2006/11/26 (Sun)

[11] No Title...
詩人:明希 [投票][編集]

定まらない翼で空を旋回
くるくる廻る、残影と螺旋律

空を目指したら飛翔
上昇し地上を見下ろす
 
還る場所は存在しない
空を舞い、混沌を舞う
彷徨う者達
 
雁字絡めに縛りつけられ
地に膝をつく、空を仰ぐ
項垂れる頭に足枷の鎖
枯れた大地に罅割れた身体
重圧に囚われた大気の牢獄
喚いて呻いて何も残らない

2006/12/16 (Sat)

[14] 雪中歌
詩人:明希 [投票][編集]

白い光が眩しくて、目を覚ました。
それはカーテンの隙間から、そこから覗ける空もまた白かった。
頭痛に見舞われて、手を当てた額から、長すぎる前髪をかきあげて横目に見た姿。
隣に佇む君を一目見て、僕は微笑む。
ただ、それだけの感情でしかないけれど、それ以外を特に必要と思う事もない。
 
抱える程の裕福より、たった1つ、僕が僕達である為に、かけがえのない何かを、
この手の中で確かに感じてる。
そう、1つあればいい。
 
他の何かを犠牲にして、取り憑かれても、血を吐いても、僕達には何かは残らない。
その中で
崩れるように流れていく糸をたぐり寄せながら、
天に昇りたいと願いながら、
闇の中で見た光を、点を見据える。
 
傍らの君は静かだった。
静かに目を覚ました。
僕は喉元にかけた指先に力を込めていく。
何も映さない眼は、僕を捉えてはいないのだろう
でも認識はできていた
その眼を見つめながら、首を絞めた。
辛くとも、涙が出ないから
無抵抗の中、君は苦痛に歪む傍らで微笑ってみせた。
 
日に陰が差す。
闇の中の白、白の空間に佇む黒。
真っ黒な闇を纏い、歩く僕の頬を
乾いた心を濡らすのは涙ではなくて―――儚い雪だ。
 
空間はやっぱり白い。
 
力を失って愕然とする僕を、今度は君が眺めていた。
表情は微笑っていた。
君もまた、かけがえのない存在なんだ
 
頬に差し出された手に、
僕はようやく涙を流していた事に気付く。

2006/12/27 (Wed)

[15] 流れ
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後ろを振り返る時
子宮まで還り
鼓動に合わせて
生きるリズムを知って
まるで酔魔にご寵愛
色魔に犯されて
包んでくれる温度
体温は同じなのに
熱りは肌が知ってる
再生の儀式を繰り返し
心臓まで貫いて
快楽は貪欲に求め
苦痛は極限まで味わって
戻れ 戻れ
時間は戻らないから
廻れ 廻れ
あたしを
時代に託して
 
アナタが
映したものならば
あたしだって
いつかは
それを見るハメになるのよ
写真に収めたワンシーン
如く
フラッシュバック
嗚呼。
響いてくる鼓動を
身に覚えたなら
それは
此れからも
今迄でも
本能で知っていた事
辿る血脈を
思い出して
余計な考えを失い
芯奥を知る
 
快楽の果てに
生が始まるのだわ
それを望み悦んで
生まれたのだわ

2006/12/30 (Sat)

[16] -No Title-
詩人:明希 [投票][編集]

クローゼットの奥の暗闇には
怪物が潜んでて
ある筈のない実体に
指先は怯えてる
 
夜になれば
嫌でも思う事
微かな震えが
思考を拒否する
 
闇に呑まれぬように
必死で
恐怖を解放すべく
扉を開けた時
何も残らない事実を知り
安堵と共に諦めを知る
慣れを覚える
 
憎まれない生き方より
いつ殺されるか
怯えていた過去の方が
本当は生きていて
 
死を想う今日より
死を躊躇ったあの日は
螺旋に絡めとられた
時間の中でも
ずっとずっと綺麗だった
 
当たり前だと信じてた
明日に裏切られて
ただくだらなく
平和だった一瞬前まで
いつの間にか
持っていた希望は
裏返しになる
対をなした絶望が
「やっぱりな」と
呟いた時には
既に闇の中に居た

 
いる筈のない怪物は
何故か心に根付いてる
今目の前に居る君が
明日笑ってられる保障はないのに
幸福を信じていたら
失った今日が
とても憎いと思えたよ
 
身近な誰かでさえ
救えない
そんな想いは
もうこりごりだ,,,
 
 
信じる事に怯えて
絶望を愛した
光が怖くなって
闇へ逃げ出した
 
クローゼットの奥の暗闇には
まだ怪物が潜んでて―‥
 
ある筈のない実体は
心に巣くって蝕んでいく

2007/01/12 (Fri)

[20] (´・з・`)y-~
詩人:明希 [投票][編集]

くわえた
底入れの端末が
時代の速度を
示すやうに
ジリジリと
音を立てて
形を失いて
足跡を残して
消えてゐった
 
 
灰色の空
低い空
指先から昇る
煙は霧の如し
空に浮かぶ
闇雲は
肺をくすぶる
曇らす霧の様
空に同化する
視線の先を
くゆらせた
紫煙と暗黒が
心の憂鬱
 
見えませぬか
望んでも
望みきれぬ
差は距離と
計るには
遠すぎる
近いものほど
距離はなく
近すぎる所以
手には届かぬ
 
 
思ひ出を
比べながら
君を思ふ今日
指先の芸術
灯す朱
御線香
代わりにと
空を見やうて

2007/01/25 (Thu)
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