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涼秋の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 時雨
詩人:涼秋 [投票][編集]

時々雨が降る
僕を冷たく濡らしていく
濡れるたびに僕の体から熱が消えていく
暖かさを求めて迷い歩き続ける
そして行き着いたのは貴方の差し出してくれた
滴を弾く暖かい
大きな傘だった

2005/11/06 (Sun)

[2] 時季外れの花
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季節が過ぎてから

花開いた君は

一人ぼっちで寂しそうに見えた

だけど君は最後まで立派に

自分の役目をやり遂げた

そんな君の姿を見て

心の奥が熱くなった

僕も君みたいになれるのかな?

2005/11/07 (Mon)

[3] 紅い景色
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時間が流れ

鮮やかに色付く紅葉

その景色を

心と記憶の本に

書きとめて

ただその景色に

酔いしれる

少し肌寒い空の下

2005/11/07 (Mon)

[4] 
詩人:涼秋 [投票][編集]

まるで旅をするように風に飛ばされ

飛ばされた君を僕は掴む

それを拒むように

サラサラと手からこぼれ落ちる

見えることのない時を刻む

君はその身に時の流れを感じているの?

そんな僕の疑問を嘲笑うように

君はまた風に運ばれる僕の知らない場所へ

2005/11/07 (Mon)

[5] 雨降る中で
詩人:涼秋 [投票][編集]

雨の降るなか傘もささずに

涙流して歩く

雨の滴と涙の滴がまじりあって落ちる

雨が止むころには涙も止まる

涙渇れるまで歩き続ける

雨が涙を流してくれるから

2005/11/07 (Mon)

[6] 
詩人:涼秋 [投票][編集]

青い大きなソラに

あざやかな虹が架る

その虹は儚く

青いソラから消え去った

あまりに儚すぎて幻に思えた

けど確に僕の瞳には

七色の残光が焼き付いている

そして僕の心にも

2005/11/08 (Tue)

[7] 忘却
詩人:涼秋 [投票][編集]

人は忘れいくもの

それが大切な物でも

いつかは朧気になり儚く忘れる

どうして忘れるの?

人は思い考える

そして答えが出せぬまま

その疑問さえも忘れる

2005/11/10 (Thu)

[8] 優しき終焉
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鎖に繋れた僕は
何処にも行くことが出来ない

貴方は鎖を外そうと手を差し伸ばす
でも手を掴んだ瞬間
砂のように崩れ去った

結局誰も僕の鎖を
外す事は出来なかった

最期の刻が近付く
貴方の差し出した
手の温もりを抱いて
静かに眠る
最期の刻が過ぎるまで………………………………

2005/11/15 (Tue)

[9] 悪夢
詩人:涼秋 [投票][編集]

夢を見た
真っ白な世界
徐々に侵食されていく世界
白から黒へ移り変わっていく
あれは夢現実じゃない
"現実じゃない"そう心に刻む
それでも僕は逃げていた
リアルな恐怖を感じたから

目の前に理解を越えた現実を突き付けられて
目をそらして現実逃避をした
そうこれは夢じゃなかった
限りなく幻想的な現実
僕の心は確実にそしてリアルに侵食されていく
光の届かない暗き奈落の底へ

2005/11/15 (Tue)

[10] 月の道標
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水面に映る月は
儚く朧気で
風が吹くたび揺れる

だけど決して消える事は無く
そこにあり続ける

月が輝き道を照らす
だから僕は暗くても
道に迷わない
月(あなた)がいてくれるから

2005/11/24 (Thu)
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