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タコスの部屋  〜 新着順表示 〜


[6] さかい新明とそのきんこう
詩人:タコス [投票][編集]

葬式に行く準備をしている。
夕方、近所のひとが何人か実家(架空)に集まってくる。
食器棚になかに森岡所長も居たので挨拶した(?)。
葬儀に着て行く服をまだ決めていない。。

自分の部屋(架空)に戻り、ひとり暗い中で(明かりをつけると外にいる人から見えるので)用意している(どこかで電話が鳴っている)。
ふと窓の外を見ると、すぐそこに大きな川があり、向こうには絶壁のような高い山がある。

山の上の家が燃えている。火事なのか、祭りのようでもある。あんなところに家があったとは燃えて初めてわかった。見ているとそこから人が一人川へ飛んで降りた(とても助かる高さではない)。これは大変だと思っている。
すると今度は何人もが火だるまになって飛んで降りている。これは大事だと思うが、よく見ると何かロープのようなものをつけているようだ。
山の上に赤いお宮が徐々に姿を表してきて、、どうやらお祭りのイベントのようである。
(闇のなかに燃え盛る赤が印象的)

お宮の全貌が表る。大きくて真っ赤な立派な宮(風格に歴史を感じる)。



そうこうしているうちに出発(葬式)の時間になった。

父がひそひそ声で何か言っている。何を言ったのか僕だけ十分に聞き取れなかったが、なにかを決める為にジャンケンをしようというものだ。みんなでジャンケンをする。僕が負ける。
なにをするのか聞くと、葬式の会場についたら受付に人に「さかいまさあきと、きんこう(近郊)です。」と言うものだった。

会場に近づき歩いている。街の中で人がたくさんいる。富士通かどっかの(宣伝の為の)大画面からながれる音楽で踊りながら歩いている。
「ついたで」と肩をたたかれる。そこはおしゃれな散髪屋である。

入口からすこし行くと吹き抜けになっていてら旋階段が見える。全体的に白系。
受付の机らしきものがありそこに名簿が置いてある。、、が受付の人がいないので「すいませーん。」と呼ぶと女の人が来る。
「さかい、、、」と言おうとすると「さかいまさあきさんですね?」と女の人。「はい、、とその」「きんこうの方ですね?」(きんこうがハモる)。
「ではこちらにお名前と電話番号をお書きください。」

名簿に書こうとして漢字がわからないので父を呼ぶと「ひらかなで書いとけ」と言うので『さかい新明』と書く。

2006/03/19 (Sun)

[5] 性的なテスト
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試験に来ている。
(中略)
さっきのテストの答案が、教壇の机にまとめて置いてある。パラパラっと見てみると誰もほとんど出来ていない。山口君という人の答えも大した事はない。
すぐ横では男の子(中学生ぐらい)が女の先生と話している。見ると男の子は服を脱がされていて、ちんこがない。「えっ、女か?」と一瞬思う。
僕は女の先生に「だれがこんなことさせてるんですか?」と尋ねる。
、、その本人らしき人が近づいてきた。メガネをかけ、髪はぼさぼさ、ニットのベストを着た感じで大柄な先生だ。
(中略)

昼食時間になる。教室で受験者10〜20人ぐらいがざわざわと弁当を食べ始める。
おばさんが5、6人いる。内の一人が僕のとなり居て、話し掛けてくる。
『2課目の平均どれぐらい?』と聞くので「、、?テストは1つじゃないんですか?」と聞くと、『やーねー、2つ受けたでしょ?』と言われる。
教室の角に自分の(自家製の)弁当を取りに行く。弁当は2段階になっていて、一つには汁ごはんが入っている。「なんだこれは?」と思う。傍にはさっきの女の先生がいる。

いつの間にか受験者全員で海を泳いでいる。かなり沖の方まで来ているようだ。「2つめのテストはこれ(水泳)なのか!」と思う。
いつの間にか僕はテレビドラマの主人公と入れ代わっている。(僕はテレビを見ている視点になる)主人公はモーニング娘のひとりらしい。ちょっと白人っぽい顔で、「あっタイプだ」と思う。
どうやら水泳の苦手なこの女の子は、この沖から一人泳いで陸に帰るらしい。さっきのおばさんに、『大丈夫、ここまで泳いできたじゃん』と励まされている。

帰っていると水害にあった街が現れ、そこを彷徨う(泳いでいる)。道ばたには『ひかりのまち』と古びた表示が見える。
この女の子は心臓が悪く、おそらくそれがもとで自分では気付かないままいつの間にか溺れてしまっている。青いトラックが流れてきて、その荷台にすでに亡くなっているこの子のおばあさんが乗っている。(迎えにきたのだろうか?)
『青は死に、後(あと)は後(うしろ)に来る』と言っている。女の子は、おばあさんが生前そう言っていたことをおもいだす。
そしてうつろな状態のなかでそのことは納得できるような気がした。
女の子はこれを探しに行くことをなんとなく決意する。




2006/03/19 (Sun)

[4] 鏡に自分を映す
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「さめることのない一時の夢」

 夜、明かりを求めて窓にくっつく小さな虫たち、そしてそれをねらう雨蛙。
彼等は部屋の中からの僕の視線というものに、おそらく気付いてはいまい。眼中にないのだ。
 同様に、僕の背後にも視線ならぬ何かがあるだろう。その意味はまだ分からない。
 

 あっそうだった。
 「わたし」はいないのだ。


 「その状態が訪れる」という事から言えば、「目が覚める」も「眠りに就く」も同じである。
 これはトリックではない。


 ”しゃくやくばつ”  平成元年1月8日 路上にて


 小さくて、いっぱいごろごろしている。

2006/03/19 (Sun)

[3] medeteaition in Thailand
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冬の夜はスカンジナビアの万華鏡のように、銀河は青く流れる。
僕は少し(なんとなく)子供じみて、この聖体を「アマネスク、アマネスク」とくり返している。雲は月光に透かされ結晶を七変化させる。
あっちで山も騒いでいる。
なにかが降りてくる。
なにか連れて行かれるのかも知れない.ooo
a



 明日を求めるごとに
 光、驚きを放っている。(桜撒[ま]かしている)
 ハゲ、髷[まげ]を結っている。頭を弾[はじ]くために。かたま、なんと犇[ひし]めいてい  る。
 生めいている世界。光を留めている。




 未来観とキラリズムの探究
 
パートン、万大人(ばんだいじん)古びていく→古大人(ハイタン)
 
 ※たくらが日中 さえぎ廻り
  たくらが日中 木霊いしめきあう

 調和のとれた一時 意識のナイーブな広がりを感じる (物思いに耽る)
 空の暗がり へすっ跳ばしていく (綺羅めきが消し飛んでいく)

A medeteaition in Thailand... A medeteaition in Thailand...

(※繰り返し)


 幻覚は、例えば、人がトンボの交尾のように連なって飛んでいたとしても... それは驚きではありますが... 言わば、既にそんな世界にチャンネルが合ってしまっているので、それだけに光景が現実みを帯びているのだと思います。
幻覚だけが端的に見えるのではなく、幻覚的な状況に彼自身がいつの間にか含まれているというようなことだと思います。

 幻覚剤などを使用した場合、おそらくそれはしばしば結晶化された、あるいは伝統的な模様や踊りのように、有機的な流れとして現れる傾向にあると思います。それらは人間にとって、ある種の普遍的なインパクトを持つのかも知れません。
たとえば氷の結晶や光の煌めく幻覚をみていたとしても、同時にそれは自分と同化しています。
幻覚に呑み込まれます。その幻覚をつくり出したのは、自分ではありません。自分はただ観ています。
しかし、

2006/03/19 (Sun)

[2] 動かないオウム
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 中身は同じなのに表紙だけ違う絵本が何冊もある。いや、内容も微妙に違っているのか?(挿し絵の色合いなど)
 その何冊かを床に広げて読み進むにつれて、神話のような話であることがわかる。
そして前半のページに裸の女性が眠るように描かれているのだが、赤っぽい表紙のほうにはその”ヘア”が明らかに描かれている。

 ふと気がつくと私は本が沢山置いてあるモスグリーン系の広い部屋に居る(書斎であろうか?いつの間にか私は絵本の中に入り込んでいる)。
そしてまたそこにある本棚の前で、さっきのような絵本をいくつか見つけてその表紙の色あいに微妙な違いを探している。(今度はなかなか見つけることができない。)

(場面変わる)

 少し開けている窓からはジャングルの鳥達の鳴声がしている。中でも”ヒューン”という感じで曲線を描く水々しい鳴声は僕の最も好きなものだ。
 そんな部屋の中でうとうとし始めたのか僕は、「窓をもう少しだけ閉めよう」と思いながらもなかなか閉められないでいるのである。

(夢をみている?)
  
 そこは巨大な未来動物園とでもいった感じの所で、僕は丸い窓から50メートルぐらい真上にいるオウムのような鳥を見ている。
 オウムは天井のとまり場に身体を安定させている。大きなくちばしでバランスをとり、そのまま全く動かない。体はとにかくでかい。羽を広げなくともヒトより大きいだろう。

 鳥のために造られたこの空間はバカデカい土管を縦にしたような代物だ。
底部にオブジェにように大小さまざまなコンクリートの柱がぎっしりと並べられており、その隙間にシダ植物が茂っている。そしてそこからずっと上まで何もない空洞になっている。

 天井の近くには大きなかまぼこ型の出入り口が開いており、それを背にするようにしてさっきの鳥がこちら向きに居るのである。
 全く動かないと思っていたら、何か鳴声を上げて、くちばしを、いつの間にかそこにいる黒くて小さめの鳥の方に差し出したようにして、そこからまたぴくりともしないのである。
 (実は僕はこの鳥のことを少し無気味に感じている)

2006/03/19 (Sun)

[1] 博物館のコンパニオン
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(前略)
 
 いつの間にか巨大な地下街にいる(通路は明るい白系でまとめられており、各所に設けられた天窓から太陽の光を感じる。未来的。スロープが巧みでB1、B2といった階の区別が得になく曖昧に造られている。
そのまま博物館(地下)に僕の錆び付いたおもちゃの電動銃を預け展示してもらう。そこから自転車に乗って地上に出る。

 入り込んだ高層ビルの隙間にふと、古びれた下町の一角が現れる。
(中略)おばさんは「地下を通ってくれ」と言う。 

(中略)

博物館へ続く揺るやかな登りのスロープでコンパニオンがチラシを配っている。ジョギングしながらチラシを受け取ろうとするが落してしまい、止まってそれを拾ってから「すいません。博物館から自転車で出たいのですが、どの通路を通ればいいですか?」と聞くと、博物館の中まで案内してくれながら「8時(朝)からはこの通路(博物館から外の広場へ通じるメイン通路)を通れます」と教えてくれる。壁の時計を見ると7:50だったがもう自転車で通る人がいたので、「じゃ、もういいですね?」と言うと「まあいいでしょう」という感じだ。

「ここ(博物館)も大きくなりまして、(ロビー中央の案内の女性が何人かいるブースを指して)あそこにはなんとか(忘れた)ができています。」と話すコンパニオン。すかさず「はい。昔は体育館だったのに、えらい変わり様ですよね。」と返す。
「預けているものがあるんですが」と言い、番号と名前を言うと、リストを見ながらコンパニオンは「なんとか(預けている銃の名前)ですね?」と聞くので、僕はすぐそこにある棚に置かれたその電動銃を取り「これです」と言って見せる。そして銃を返してもらい3万円(展示協力のお礼)を受け取る。コンパニオンが銃に興味を示すので貸してあげると”ウイーン”という音をさせている。僕は恥ずかしそうに「電動式なんです。それ本当に玩具なんですよ。」と言う。(このコンパニオン感じが良いのでナンパしようかと思う。)

 博物館を少し出た所にあるお店には、栗色か金の髪で裸の天使のようなキャラクターのグッズが所狭しと並んでいる。白い体に乳首だけが鮮やかな赤で塗られているこの「なんとか(忘れた)」というキャラクターは現代人の、特に男性のハートを掴んで止まない。僕も「あっこれいいな」と思う。
 

2006/03/19 (Sun)

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