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[195420] 感歩
詩人:EASY [投票][編集]

よくある冬の太陽の
知らない街への射し込みは

よくある古いアパートの
寝心地を良くみせる


よくある駅の混雑の
知らない人への溶け込みは

よくある普通の人生の
居心地を良くみせる


2025/06/01 18:53



[195417] マイジャースケール
詩人:EASY [投票][編集]

僕はどうしても
哲学的になりにけり

統計的推論で
アインシュタインしたりする


僕はどうしても
情熱的になりにけり

ロックをロールで
韻を踏み

青いハートでノックする


僕はどうしても
恋をしたり愛をする

生まれてから死ぬまでを
アドリブで弾くように

2019/02/17 20:49



[195415] 花渡し
詩人:かし [投票][編集]

ねぇ、投げたら届くかな?

たぶん、今の君には無理じゃないかな

それじゃあビンに詰めて流したら受け取れる?

いつかどこかのだれかに届くだけさ

この石を水面になるべく平行に回転かけて投げれば…

楽しいよね、水切り

ロープに吊るしてこっちを高くしてみるとか

どうやってロープの端をこっちに?

うーん

うーん

どうしたらいいんだろう

いいよ

冷たい…なぁ

そりゃあ、君はね
無理だよ、ここは
気持ちだけ、受け取っとく
そっちのやつは悪くなっちゃう前に
食べちゃいな
それじゃあ、また

話せて良かった

…通じ合ったんだよ

2019/02/17 08:21



[195413] そっと
詩人:EASY [投票][編集]

開けちゃえばいいよ
勇気なんかいらない

その腕をそっと
前に突き出すだけだ


なっちゃえばいいよ
力なんていらない

そのままでそっと
吹かれればいいよ


そうなっていいよ
間違ってはないよ

そうで成って在るように
そっとすべては微笑むさ

2019/02/16 21:29



[195412] 赤い淵
詩人:EASY [投票][編集]

何が何であろうが
僕たちは生れて

何が何であろうが
僕たちは死ぬ


何が何であろうが
それに、釘付けだ


観念たちは
灰色みたいに似通うことを

拒み続けてみたりして

まるで青い血を
通わすように

真っ赤な夕日と赤い血を
透明過ぎる、涙で濾して

宇宙が内緒にするように


それを瞳で合図する

2019/02/14 23:04

[195409] 労働基準
詩人:ai [投票][編集]


仕事が救いで我武者羅に働く
安月給もらった日には
夕食をグレードアップ
疲れを感じ指で数える休日
でも肝心な
休日の過ごし方を忘れてしまった
人を愛することが幸せだった
もっと仕事がしたい

2019/02/14 04:45



[195408] 愛と恋と哀に来い
詩人:EASY [投票][編集]

美しさの波形たち

素数の規則性を帯び
遥か彼方に拡がった


半音下がった心情の
奏でる音符は透明で

寝入りばなに見るような
知らない女を思わせる

2019/02/12 21:59



[195406] 許してほしい消えてしまいたい
詩人:灰色 [投票][編集]

しんどいむりつらいくるしい

いい加減絶対評価で苦しんでもいいですか。

いつまでも「あの子よりは恵まれてるから」と
相対評価で泣くのを我慢しなくてもいいですか。

「つらい」って私の感情でもいいですか。

逃げても、泣いても、吐き出しても。




だれか許してと今日も声に出さずに逃げている、ずるいずるい私。

2019/02/12 14:06



[195405] りんねん
詩人:EASY [投票][編集]

この青さや白さや
この赤さや黒さが

本当にずるいと思う


この輝きや切なさや
この悲しみや儚さが

本当にずるいと思う


生きることをこんなにも
ありありとさせるのだから

2019/02/11 21:35



[195404] 錆色の声
詩人:さみだれ [投票][編集]

私は叫んでいました
魂の奥底から
狂おしいほどの愛情を
しかし漏れ出るのはいつも
いつだって機械音のように
伝わるには程遠いものだったのです

戯れに躍る星を
羨ましくも悲しいと
窓辺に佇むガラクタは
思うだけに留めるしかなく

声が欲しいのです
願いを言葉にしたいと願い
あなたを引き止めるための手のような
追いつくだけの足のような
私は叫んでいましたか?
狂おしいほどの愛情を
それはきっと錆びた色をしていて
耳障りなほど軋んでいたでしょう
私は叫んでいました
今なお無様に
魂など知らぬままに

2019/02/11 21:28
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