詩人:EASY | [投票][編集] |
よくある冬の太陽の
知らない街への射し込みは
よくある古いアパートの
寝心地を良くみせる
よくある駅の混雑の
知らない人への溶け込みは
よくある普通の人生の
居心地を良くみせる
詩人:EASY | [投票][編集] |
僕はどうしても
哲学的になりにけり
統計的推論で
アインシュタインしたりする
僕はどうしても
情熱的になりにけり
ロックをロールで
韻を踏み
青いハートでノックする
僕はどうしても
恋をしたり愛をする
生まれてから死ぬまでを
アドリブで弾くように
詩人:かし | [投票][編集] |
ねぇ、投げたら届くかな?
たぶん、今の君には無理じゃないかな
それじゃあビンに詰めて流したら受け取れる?
いつかどこかのだれかに届くだけさ
この石を水面になるべく平行に回転かけて投げれば…
楽しいよね、水切り
ロープに吊るしてこっちを高くしてみるとか
どうやってロープの端をこっちに?
うーん
うーん
どうしたらいいんだろう
いいよ
冷たい…なぁ
そりゃあ、君はね
無理だよ、ここは
気持ちだけ、受け取っとく
そっちのやつは悪くなっちゃう前に
食べちゃいな
それじゃあ、また
話せて良かった
…通じ合ったんだよ
詩人:EASY | [投票][編集] |
開けちゃえばいいよ
勇気なんかいらない
その腕をそっと
前に突き出すだけだ
なっちゃえばいいよ
力なんていらない
そのままでそっと
吹かれればいいよ
そうなっていいよ
間違ってはないよ
そうで成って在るように
そっとすべては微笑むさ
詩人:EASY | [投票][編集] |
何が何であろうが
僕たちは生れて
何が何であろうが
僕たちは死ぬ
何が何であろうが
それに、釘付けだ
観念たちは
灰色みたいに似通うことを
拒み続けてみたりして
まるで青い血を
通わすように
真っ赤な夕日と赤い血を
透明過ぎる、涙で濾して
宇宙が内緒にするように
それを瞳で合図する
詩人:ai | [投票][編集] |
仕事が救いで我武者羅に働く
安月給もらった日には
夕食をグレードアップ
疲れを感じ指で数える休日
でも肝心な
休日の過ごし方を忘れてしまった
人を愛することが幸せだった
もっと仕事がしたい
詩人:灰色 | [投票][編集] |
しんどいむりつらいくるしい
いい加減絶対評価で苦しんでもいいですか。
いつまでも「あの子よりは恵まれてるから」と
相対評価で泣くのを我慢しなくてもいいですか。
「つらい」って私の感情でもいいですか。
逃げても、泣いても、吐き出しても。
だれか許してと今日も声に出さずに逃げている、ずるいずるい私。
詩人:EASY | [投票][編集] |
この青さや白さや
この赤さや黒さが
本当にずるいと思う
この輝きや切なさや
この悲しみや儚さが
本当にずるいと思う
生きることをこんなにも
ありありとさせるのだから
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
私は叫んでいました
魂の奥底から
狂おしいほどの愛情を
しかし漏れ出るのはいつも
いつだって機械音のように
伝わるには程遠いものだったのです
戯れに躍る星を
羨ましくも悲しいと
窓辺に佇むガラクタは
思うだけに留めるしかなく
声が欲しいのです
願いを言葉にしたいと願い
あなたを引き止めるための手のような
追いつくだけの足のような
私は叫んでいましたか?
狂おしいほどの愛情を
それはきっと錆びた色をしていて
耳障りなほど軋んでいたでしょう
私は叫んでいました
今なお無様に
魂など知らぬままに