詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
やりたいこと
やらざるべでなかったこと
ことを生んでしまいがちなころ
いま細かくみてしまう
その歪んで忘れえない
ただのこと
立ち止まり思い返してみても
どうにもうるさい
耳を引きちぎったこうかい
そんなうなばらへ
おやすみません
詩人:EASY | [投票][編集] |
薄暗い明かりを
僕は灯して
自分に執着することを
やめようとしている
笑えないなりの微笑みを
対象のないものに
向けることが出来るのは
僕の意味そのものだ
曇りがかった空を
ほんの少し工夫して
君が微笑む為に必要なものを
探す権利が僕にはある
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ
透明な時を待って
(記憶を冷まし)
かき鳴らせ風のハープ
──強い意志あらわにし
姿勢をただして
──あっさりつかんだ夢を
僕には教えてくれないの?
少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ
輝きをほしいままに
(一人占めして)
かき鳴らせ風のハープ
──運命に立ち向かう
傲慢な笑顔
──善も悪もなく
時流に爪を立てていく
少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ
哲学を学ぶふりで
(神をあざむけ)
かき鳴らせ風のハープ
─────
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詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
君は変わってしまったね
俺も変わった 変えた
君がそんなふうになったのは
俺に関わるモノがそうさせてしまったんだろう
俺は変わった君を受け入れる為に変わった 変えた
これから二人はまだ変わりゆくのかな
別れてゆくのかな
まだ
一緒にいられるかな
カラダはここにあるのに
心は離れてゆく
まだ 変われる
もう 変わらない
わからない
詩人:清彦 | [投票][編集] |
奴はいかにも後ろから刺しそうだ
頑なに拒んで選んだ憧れ
否定して否定して否定して
たどり着く境地
暗闇にひとり
祈りはエクスタシズムの一貫だ
うやむやに全てを創造す
気づけば流れる景色に身を委ねて
欲望渦巻く間にうたた寝、夢つらつら
ろうそくの灯火が揺れている
戯言、笑う門に鬼来たる時
本当は最初から解っていたはずなのに
戯れ合う、儚い戯れの祈り
夢虚ろの一人芝居暴かれて
ああ、またひとつ悪夢が現実になった
嵐よ去れと、正にシャーマニズム
この破壊もまた創造の一貫か
哀れなことに
笑うしか出来ないんだ
次の角にまた、鬼来たるまで
詩人:理恵 | [投票][編集] |
雪が溶けた
手のひらで
何もつかめない気がした
何も残らない気がした
踏みしめた足跡に
黒い粒が顔を出す
手は白い雪をかすめて
足は躓く石を見つけただけ
息を吐いたら
目の前はかすんで
かじかむ手を
暖める勇気もなくて
ただ、悲しくなった。
2018.1.23
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
光が髪に透けて
夏の空を切り取るとき
泣きたいほどの緑
きみの町にあふれる
信じている 信じてない
それはつまらない問題
言葉よりも綺麗な花
きみに見つけてあげる
◆
◆
言葉も耳も辞書も
すべて意味を失うとき
迫力のある緑
きみの町を飲みこむ
根拠がない 理由がない
やはり陳腐すぎる定義
真実より強い愛を
誰も見つけていない
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詩人:EASY | [投票][編集] |
ウィルスは目に見えないので
僕はほとんどマスクをしない
人の風邪には
移されたくはないのだが
同じように
人の感情は目に見えないので
僕はほとんどマスクをしない
人の感情には
移されたいの思うのだ
詩人:EASY | [投票][編集] |
どんな風にして
表現するのかを
ためらうくらいに
僕たちは平等で
どんな風な言葉にして
伝えるのかを
空に託すくらいに
僕たちは特別だ
僕らはまるで
街頭インタビューにでも
答えるかのように
幸せについて話すけど
生と死については
苦笑いしか浮かべない
しかも、その幸せは
その間にしか生じないものとして
数字の様にされてしまった
僕は人と話す時
見つめ合うことに躊躇する
それは
僕たちがあまりにも
一人ぼっちであるのと同時に
僕たちがあまりにも
ひとつであるからだ
詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
ただの友だち
知人程度の女の子が
飲みかけの缶入り紅茶「飲む?」
俺「おお、ありがとう」
飲み干すまでも無く、少し飲んでまた残りを手渡す
ソレをソイツまた飲む
じゃあな
つって別れてから
もう
俺もアイツも
どっかに落ちてる
その先の物語りも知らずに