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[194298] うみ
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

やりたいこと
やらざるべでなかったこと
ことを生んでしまいがちなころ
いま細かくみてしまう
その歪んで忘れえない
ただのこと
立ち止まり思い返してみても
どうにもうるさい
耳を引きちぎったこうかい
そんなうなばらへ
おやすみません

2018/01/28 21:14



[194296] 残された権利
詩人:EASY [投票][編集]

薄暗い明かりを
僕は灯して


自分に執着することを
やめようとしている

笑えないなりの微笑みを
対象のないものに
向けることが出来るのは

僕の意味そのものだ


曇りがかった空を
ほんの少し工夫して

君が微笑む為に必要なものを
探す権利が僕にはある


2018/01/28 19:28



[194293] 【風のハープ】
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ

透明な時を待って
(記憶を冷まし)
かき鳴らせ風のハープ

──強い意志あらわにし
姿勢をただして

──あっさりつかんだ夢を
僕には教えてくれないの?

少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ

輝きをほしいままに
(一人占めして)
かき鳴らせ風のハープ

──運命に立ち向かう
傲慢な笑顔

──善も悪もなく
時流に爪を立てていく

少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ

哲学を学ぶふりで
(神をあざむけ)
かき鳴らせ風のハープ

─────
─────

2024/12/01 11:43



[194292] 二人の行方
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

君は変わってしまったね

俺も変わった 変えた

君がそんなふうになったのは

俺に関わるモノがそうさせてしまったんだろう

俺は変わった君を受け入れる為に変わった 変えた

これから二人はまだ変わりゆくのかな

別れてゆくのかな

まだ

一緒にいられるかな

カラダはここにあるのに

心は離れてゆく

まだ 変われる

もう 変わらない

わからない


2018/01/24 12:42



[194290] 笑う門
詩人:清彦 [投票][編集]

奴はいかにも後ろから刺しそうだ

頑なに拒んで選んだ憧れ

否定して否定して否定して

たどり着く境地

暗闇にひとり



祈りはエクスタシズムの一貫だ

うやむやに全てを創造す

気づけば流れる景色に身を委ねて

欲望渦巻く間にうたた寝、夢つらつら

ろうそくの灯火が揺れている



戯言、笑う門に鬼来たる時

本当は最初から解っていたはずなのに

戯れ合う、儚い戯れの祈り

夢虚ろの一人芝居暴かれて

ああ、またひとつ悪夢が現実になった

嵐よ去れと、正にシャーマニズム

この破壊もまた創造の一貫か



哀れなことに

笑うしか出来ないんだ

次の角にまた、鬼来たるまで



2018/01/23 04:12

[194289] しあわせ
詩人:理恵 [投票][編集]

雪が溶けた
手のひらで

何もつかめない気がした
何も残らない気がした

踏みしめた足跡に
黒い粒が顔を出す

手は白い雪をかすめて
足は躓く石を見つけただけ

息を吐いたら
目の前はかすんで

かじかむ手を
暖める勇気もなくて

ただ、悲しくなった。






2018.1.23

2018/01/23 00:49



[194287] ――みどりに問うなかれ――
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


光が髪に透けて
夏の空を切り取るとき

泣きたいほどの緑
きみの町にあふれる

信じている 信じてない
それはつまらない問題

言葉よりも綺麗な花
きみに見つけてあげる


言葉も耳も辞書も
すべて意味を失うとき

迫力のある緑
きみの町を飲みこむ

根拠がない 理由がない
やはり陳腐すぎる定義

真実より強い愛を
誰も見つけていない

――――――――――

2018/01/22 07:11



[194285] 見えないもの
詩人:EASY [投票][編集]

ウィルスは目に見えないので
僕はほとんどマスクをしない

人の風邪には
移されたくはないのだが


同じように


人の感情は目に見えないので
僕はほとんどマスクをしない

人の感情には
移されたいの思うのだ

2018/01/20 16:44



[194284] 僕の視線
詩人:EASY [投票][編集]

どんな風にして
表現するのかを

ためらうくらいに

僕たちは平等で


どんな風な言葉にして
伝えるのかを

空に託すくらいに

僕たちは特別だ


僕らはまるで

街頭インタビューにでも
答えるかのように

幸せについて話すけど


生と死については
苦笑いしか浮かべない

しかも、その幸せは
その間にしか生じないものとして

数字の様にされてしまった


僕は人と話す時
見つめ合うことに躊躇する

それは

僕たちがあまりにも
一人ぼっちであるのと同時に

僕たちがあまりにも
ひとつであるからだ




2018/01/20 14:16



[194282] 恋の一歩前
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

ただの友だち

知人程度の女の子が

飲みかけの缶入り紅茶「飲む?」

俺「おお、ありがとう」

飲み干すまでも無く、少し飲んでまた残りを手渡す

ソレをソイツまた飲む


じゃあな
つって別れてから

もう

俺もアイツも

どっかに落ちてる



その先の物語りも知らずに








2018/01/18 18:34
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