詩人:あいる | [投票][編集] |
星座占いで1位だと
手を叩いて喜んだ
君はため息をついて
チャンネルを回した
足りなくて欲しがるのは
もう2人には似合わないよって
君はやっと笑った
射手座のボクは
振り絞っていた矢を
曇り空に放った
君は誇り高き獅子座
狩ることも
狩られることもなく
気高さを増していく
最下位でも何位でも等しく
外を眺めては
何か指でなぞっていた
全てが繋がっているのに
別けちゃうなんて
全てで1つなのに
閃光を栞に
心をコルクボードに
留めるものは
美しく化けてしまうよ
ボクの言葉を君に
君の星をボクに
詩人:EASY | [投票][編集] |
平坦に帯びられた
色あいのない空虚群
半透明に遮られ
二足歩行に馴染めない
当たり前に着飾った
蔓延る世界の装飾は
折り畳まれた平面と
向かい合わせに閉じている
詩人:EASY | [投票][編集] |
幸せの服を着る
そして脱ぐ
不幸の服を着る
そして脱ぐ
喜びの服を着る
そして脱ぐ
悲しみの服を着る
そして脱ぐ
服を脱げば僕がいる
不満の服で着飾った
不満のない僕がいる
詩人:EASY | [投票][編集] |
鏡で自分を見ることは出来ない
鏡を見たら鏡しか見えない
これはノーベル賞を取らなくても
分かることだ
自分を見ることは出来ない
自分を見ようとしたら
目を閉じるしかない
でも
目を閉じても何も見えない
これは物理学者が
言っていることだ
詩人:EASY | [投票][編集] |
悲しみの影は
喜びの陽が
作り出したもの
怒りの影は
優しさの陽が
作り出したもの
君への恋は
僕の足りないものが
作り出したもの
苦しみは
癒される為の
約束みたいなものだ
詩人:EASY | [投票][編集] |
許されることに理由はなく
許されないことにだけ
理由がある
許されることに理由があることさえも
許しは許さない
それくらいに
許すことに理由はない
理由はただの
脳の都合だ
詩人:EASY | [投票][編集] |
色のない空間に
キャンパスを浮かべる
絵の具さえない
貧しい盲目の画家
彼は不満を言うが
画家であることはやめない
不満がなければ
画家などやっていないのだ