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[194129] 単なるシンキング
詩人:EASY [投票][編集]

苦しいことがある訳じゃない
苦しいと思うことがあるだけさ

幸せがある訳じゃない
幸せだと思うことがあるだけさ


世界はいつだってそうさ

そんな風に
思うことがあるだけさ



思っちゃうんだから
仕方がない


思い通りになるなんて
思わない方が

いいと思う


思っちゃうんだから仕方がない



思う方が
ずっと楽だし

笑顔になれるよ

2017/12/03 21:00



[194126] 空を飛ばなくても行ける空の下で
詩人:EASY [投票][編集]

欲はまるで雲みたいだ
形を変えて

次から次へと流れてく


僕の手じゃ掴めない


その雲を流している空は
まるで


全てを許した許しの様だ


そしてこの空は

空を飛ばないと行けない空よりは
ずっと近くにある気がするのに

空を飛ばないと行けない空よりも
ずっと広い気がする


そしてこの空は

空を飛ばないと行けない空によく似た
雲や天気を宿してる

それはまるで
僕自身が生み出したかの如く

それを主張する


空を飛ばないでも行ける空の下で







2017/12/02 01:07



[194124] 爪を切るタイミング、
詩人:EASY [投票][編集]

僕に出来ることは

君を幸せにすることじゃなく
君を愛することだ


それは過去ではなく
未来でもなく

約束でもなく



ただ単に
本当であるだけだ


それは

生きてく為に必要な仕組みではなく

生き様が死のうが
失われない


今、此処に在るものを


必要なものが
必要な時に

今、君の前に現れている全てのことを
単に愛だと言うことを

信じるべきだということだ


説明できない感情と
説明したがる思考とが


無差別になった心境だ



間違いは起こらないくらいに
正しいことも起こらない



奇跡の反対は
偶然の一致でしかかなく


そうでしかない運命は


言い方を変えれば
奇跡と呼ばれ得るものだ



必然の高揚と
偶然の高揚は

高揚としてはおんなじだ



区別したがるのは
僕たちの観念だけで

それが真実という訳ではない




区別しなくても
それが真実であり


真実はただ
区別なくしてもそこに在る



苦しいから苦しむのではなく
苦しむから苦しいのだ


直訳すれば

苦しくても本当は
それほどのことではないだ



それほどのことである様に
表現する時に


僕はこれを詩として
表現する機会を

この瞬間、得ただけの話しであって



次の瞬間何を得るのは
僕自身にも分からないし


分かり得るべきでもない



それでも僕は爪を切る

それは次の瞬間ではなく


ただ伸びたら
爪を切るのだ

2017/11/30 01:49



[194123] 思ってた魚
詩人:EASY [投票][編集]

思ってたより
でかい魚を釣った

もし

思ってた魚が
もっと大きかったら

これは普通の魚だ

思ってた魚が
もっともっと大きかったら

これは小さな魚だ

2017/11/29 20:13



[194121] ──雲母(きらら)──
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]

キララキララキララ………
キララキララキララ………

鏡の反射が指にからみつく

初恋の頃を思い出させたね

愛してる 愛してる
てのひらに散らばる 雲母を見た

愛してる 愛してた
悔やみはしないから 終わりの日でも


着替えをすませば知らぬ女性(ひと)になる

はじまりの頃を思い出させたね

愛してる 愛してる
くちびるに散らばる 雲母を見た

愛してた 愛してた
悔やみはしないから 裁きの日でも

雲母雲母雲母………
雲母雲母雲母………
────────────
――――――――――――
【オリジナル小説「雲母」あらすじ】

少年の望遠鏡の視界に偶然入った少女(女子高生?)の部屋。

その清楚な少女への淡い憧れは、彼女が質素ながらも化粧をし、同級生らしい彼を部屋に迎え入れた日で終わる。

終わりの日、きららかな光をまとい、少女は、少年が知らない女性(ひと)になった――。

2017/11/28 07:43

[194120] 忙しい退屈
詩人:EASY [投票][編集]

退屈を凌ぐ為に
何が出来るだろうか?

僕はそのことを
1日中考える


そして1日が終わる


そしてまた明日

退屈を凌ぐ為の
明日を迎えるのだ


退屈を凌ぐ為に必要な考えを
また明日

繰り広げるのだ


明日は忙しい

退屈を凌ぐ為の考えが
僕を支配するに違いないからだ


2017/11/27 17:54



[194119] 優柔不断の諦め上手。
詩人:もとり [投票][編集]




何もかも選べない

何もかも捨て切れない


何も考えず

流れるままに身を任せ

決定打は人任せ



そういう生き方も良いだろう

でもそれならば


手にいれた物に不満を持たず

失った物に未練を持たず

ただ生かされて残りの時間を消化すれば良い



貴方は活きていない

生かされているだけ


今まで通りに

取捨選択をせず

意思表示をせず

誰かが決めた出来事を受け入れて

苦しみの中で幸せだと笑えば良い



貴方が変わる事も

その必要性も無いと言うのなら


周りに出来ることも

私に出来ることも何も無いのだから



目に触れない所で

どうぞ残りの人生をお幸せに



2017/11/26 23:38



[194118] 無題
詩人:さみだれ [投票][編集]

声にならない叫びが言葉だと知った

夢の夜

雨の中の人は何を見ていただろう

それは僕じゃなくて

僕が拒んだ他人だったのだろう

夢の終わり

声もでない静寂とともに

2017/11/26 22:08



[194116] 努力より無力
詩人:EASY [投票][編集]

もし来世で

出逢うことがあったなら

その時に
話しをしてもいいですか?


もし良ければ
その時に

食事に誘ってもいいですか?


無理にとは言いません
都合が良ければでいいんです


美味しい店もあまり知らないし
そういう期待はもたないでほしいんですけど


もちろん、来世の話しです


今は、なんと言うか
うまく言えなくて


多分、来世なら
今よりは、上手く言えると思うし

今より上手く笑えると思うんです



来世があるかって言われたら
分かりません


僕は神様じゃないし


ただ色々あって
今、君に言えるのは


これくらいの事しかなくて



その為の努力は
僕には出来ません

僕に出来るのは


これくらいのことなんです

2017/12/05 23:48



[194114] 禁断の便宜
詩人:EASY [投票][編集]

毎日が毎日の様に
繰り返し過ぎていく

予定通りだ


仕事は会社の為に!
人生は自分の為に!

便宜上
そういうことにしておく


じゃないと
何も出来ない



便宜上
そういうことにしておく為に

最も優れた手段は

この世界に
生まれて生きていることだ


つまり

僕は便宜上
僕を演じてみせる


そういうことにしておかないと
何も出来ない


僕は便宜上不快になり
便宜上快楽に溺れ

便宜的な神を例えにしながら
便宜的に争う



でも

時々冷めながら

そんなに

怒らなくても?
泣かなくても?
はしゃがなくても?

なんて思ったりもする


でも

僕も気がつけば
同じ様に踊っては

熱くなり
涙を流し

何か大切なものを背負いながら

命よりも大切な何かを誰かに
伝えようとしている





その

便宜上そういうことにしておく為に
最も優れた手段は


まるで

完璧な配役を完璧なストーリーで
完璧な監督が描く映画の様でもあるが


「所詮映画だろ?」

なんて、悟った様に言うことが


何を何処にどの様にして
突き付けていることなのかは

誰にも分からない以上に
誰にも分からない


これは

開くべきであり
開くべきでない

どっち付かずの
禁断の扉であると同時に


これ以上ないくらいに

どうでもいいことでもある

2017/11/24 00:43
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