詩人:猫のあし | [投票][編集] |
キレイな星空に
広い大地
思いっきり寝そべって
キレイな空気を吸い込んで
まぶたを閉じた
このまま
あの空に吸い込まれそうだった
この空をどこまでも飛んで行けるなら
それも良い
本当の自由になれるなら
詩人:夕凪 | [投票][編集] |
あのね ‥
微笑んでみて
欲しいんだ ‥
苦しくて
悔しくて
声を上げて
泣いた後でいい ‥
力なく
肩を落とし
うつむいたままでいい ‥
微笑んでみて
欲しいんだ ‥
馬鹿馬鹿しい
矛盾と理不尽に
苛まれても
わずかで
構わないから
微笑んでみて
欲しいんだ ‥
ただ微笑んだ
その一瞬に
呆れる位に
何かを許せる気が
するんだよ ‥
立ち上がれる気が
するんだよ ー‥。
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
心揺さぶる風景を残したくて
携帯を構えるけど
切り取った風景に感動はなくなった
友達との写真は
その時の感情を思い出す手立てになるのに
風景は切り取った途端無機質になる
自然の生命は儚くて
今ここにしかないのかもしれない
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
いちにのさんで
飛び出した一歩は
しゅっと射精する速度で
放たれた北のミサイルのように危うい
着地点が薄氷だったらどうするの
そんなことお構いなしに
全身全霊前進する君が
イケメンマッチョなAV男優よりも
格好良く見える
真似した咆哮が喘ぎ声にしか聞こえない
こんな僕でも
そんな横顔
凛々しい一歩を踏み出せるかな
未だ震える両足を
武者震いだと言い聞かせ
賢者タイムのあとも興奮冷めやらぬ
夜通しヤッて夜が明け
腹上死したおじいちゃんみたいに
コンピューターおばあちゃんでも
解けない問題にも立ち向かいたいよ
これ以上のおしゃべりや前戯は不必要
いざ一歩前へ
詩人:KiraAya | [投票][編集] |
あなたが好きです
あなたを見ていたいな
あなたの声を聞きたいな
あなたの目を見つめてみたい
でもね 私は汚いから
きっと あなたは迷惑でしょう
きっと あなたは不愉快でしょう
私の存在を知らされるなんて
だからね
あなたを傷つけたくないから
私は見えないところにいるから
あなたは笑っていてください
詩人:理恵 | [投票][編集] |
大したことないなんて
謙遜したふりして
愛のことばをかけてあげられない
褒められたなら
いい作品なのだろう、なんて
褒められたから
愛そうなんて
ごめんね
私の子どもたちは
深く傷つき
疑心にあふれる
思ってるだけじゃ
伝わらないんだよ
ごめんね
もっと愛したい
もっと愛そう
やっと
そう思えるようになったの
H28.6.4
詩人:IKUMI | [投票][編集] |
幼い頃から…
嫌われていた。怖がられていた。
独りぼっちだった。
怖かった。
そんな中、お前が笑って話しかけてくれた。
初めはそれが嫌で嫌で嫌で。
シカトを決め込んでいて。
でも、お前はめげずに話しかけてくれた。
初めてだった。
一緒にいて心底幸せだって思ったのは。
でも、お前は…
居なくなってしまった。
お前との初めての恋を辛い恋に
思い出にはしたくないのに…
どうしてこうなってしまったんだろう。
またお前と出会ったら、
何度でも遠回りしてもまた二人恋をしよう。
詩人:ユズル | [投票][編集] |
光に浸された 心の粒が
少しずつ 円を描いて 集まって
透明な海を見上げるみたいに
ふわふわと 浮上した
時は ブランコで いったりきたり
何度も 雫を夜空に零しても
目醒めは 夢を破いて 訪れるもの
皆 優しく 皆 傷モノで
生かされたまま 心は 生きていく
詩人:遥霞 | [投票][編集] |
きょうも君は忙しそうに
振り向きもしないで
愛想のない『おかえり』
ぼくの今日を知っているのか、
いないのか
きみがぼくを好きなこと知ってるよ
僕だって、きみがいなくちゃ
こんな毎日送れないよ
だけど
もう少しぼくをみて
何処かで見せるその笑顔を
ぼくにもください
いつかのように
手をつないで歩こうよ
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
それでも、と言い続ける
可能性の獣
逃げ出す事はいつでも出来る
見た目には弱く脆いかもしれない
それでも、ぶつかっていく
求めた結果が残せなくても
可能性を信じて
やれるだけやろう
もう一度
自分が誰かを愛せると信じて
自分が誰かから愛されるように