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[193411] 夜と化して
詩人:さみだれ [投票][編集]

今日は何もなかった
私は平気なんだと思う
曇った窓に指をあてて
そこだけ透明になったよ
昨日は桜を見たんだ
私は大丈夫なんだ
信号の赤が部屋に溢れて
少ししたら冷たくなった
何が私を呼んだの
何が私を留めたの
あなたにはわからないんだ

明日は何かあるかな
私はいつもと同じだと
夜は斑にたゆたう
風船のようにしぼんでいくよ

2017/04/08 21:08



[193409] きっとあなたも。
詩人:ユズル [投票][編集]

わたしはもう ずいぶん前から知っている
こんなとき 産まれるのは 言の葉
不安 ふあんで 不安定な こころ模様を
真っ白なノートに つづる

優しい 呼び声
いつのまにか 弱ったこころ
いつもよりも 繊細だから
取り扱いに 戸惑い
うろたえ
振り向いたら
白いページと ペンが待っている

わたしはもう ずいぶん前からそうしてきた
こんなとき 産まれるのは 言の葉


2017/04/07 07:51



[193406] またあえましたね
詩人:亜子 [投票][編集]

私たちはいつも
部屋の隅であっています。
公園のベンチであっています。
満員電車の揺れのうえであっています。
ディスプレイの文字列であっています。
桜の花のまわりであっています。
川の流れの音の中であっています。
一本道に寂しげな目はまようけれど
姿をとらえられない手は虚しさを握るけれど
あなたが私を想いだしてくれた時
時間のブロックをひっくり返して
私の輪郭はできあがり形は息を吹き返し
私たちはどこででもであえています。

そしてあなたのおかげで私も想いだせるのです。
私たちは、たった一つから生まれた
ただ一つあることを。


2017/04/06 14:52



[193405] フィルム時代の人ですがそんな話でわなくて
詩人:あいく [投票][編集]

ポジティブでマイノリティーわみんながあこがれます

ポジティブでマジョリティーわみんながそうであろうとしてます

ネガティブでマイノリティわみんななりたがりません

ネガティブでマジョリティわみんながかくしているのです。。。

2017/04/04 18:40



[193403] わかれる
詩人:歹←ガチ [投票][編集]


かぞえきれなかったものが
かぞえきれるまでになったから

そろそろおわかれできそうだ


かぞえきれないころは
さよならだったけれど

かぞえきれるいまは
ありがとうといえるから

そろそろつぎにすすめそうだ


さようならとありがとうの
あいだのことばはわからないけど

さようならもありがとうも
すなおにいえるいまのきもちが

あなたとわかれたってことなんだろう

2017/04/03 23:02

[193401] 震撼とした
詩人:村和緒 [投票][編集]

最近パソコンの前の椅子から
立ち上がろうとして
膝がガクッとなったことがあった
傷みも無く
ショックなだけの感じの物で
そのまま忘れてしまった
その後これはごく最近の事だが
同じようにパソコンの前の
椅子から立ち上がると
著しくバランスの悪さに
倒れそうなバランスの悪さを
味わった
これは二回あって
その二回の間に母の詰め物が
差し歯が三つも取れた
右場の上の奥歯らしいのだが
直ぐに歯医者に向かい
予約が無くても
直ぐにやってもらい
直ぐに差し歯を詰め直して貰って事なきを得たようだ
以上の現象が
有機的に関連し合っていることに
私は震撼とした

2017/04/03 14:46



[193400] アホになる薬
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

一度嫌われたら
二度と好かれない人になりたい
ひとことごと全部炎上し
家ごと丸ごと燃やされたいし
あなたは他人事
じっくりことこと
地獄の釜で茹でられたい

もう悩まない考えない
頭の中までスキンヘッド
だって
世の中馬鹿ばっかで
バッカみたい
ハッカ嫌いの私にも
馬鹿になる薬をくれよ

後先も関係も気にせずブチ切れて
言いたいことをぶち撒けてプチ炎上
ぷちぷち絞って
ブチブチさせるくらい
ぶっちぎりの爽快感
味わってすっきりしたい
それから
地獄の業火で焼かれたい

踊る阿呆に見る阿呆
あれこれ考え
アホになれないこのアホに
アホになる薬をくれよ


2017/04/03 02:36



[193398] 三原色
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

あんなにも笑っていられた

道端に捨てらたタバコの吸い殻

バースデーケーキを食べ残したテーブル

誰も居なくなった体育館

オートリバース
ハイファイ
pc8001

点と点から線が生まれ
線と線が文字を浮かびあがらせ
数えきれない文字達が
数えきれない文字にしゃにむに追いすがって
夕暮れだ
ブラウン管テレビの砂嵐が
粉々に吹き荒れ
スイッチをoff

なにもかも今はもう昔の漫画みたいだ

2019/01/02 18:17



[193396] 月の星
詩人:さみだれ [投票][編集]

ひとり月から落ちた
燃える大気に心が震えた
その先の世界はどれほど素晴らしいか
恋と呼べるほどの切なさを
知ってしまったのはここにいたから
だけどもうそれも終わり

私を呼んだのは
燃える月の破片だけ
この胸にしまった思い出すら
灰になっても気付かない
あなたの世界はどれほど素晴らしいか
そこで見るオリオンは静かで
流星は雨のように騒がしく
通りすぎるのだろう

優しく包むものは
息苦しい暗がりだけ
それが僕の世界で
君はずっと知っていたんだろう

2017/03/30 23:10



[193394] 
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

あと使っていない言葉は
どれかなあ
まだ残っているのかな
ありがちに折れる心の象
何もない寂しい風景をあらわす
いい感じの喩えとか

天才じゃなかったから
早逝もしなかった
くだらない表現しかできない
ゲロ吐き野郎こそ
さっさと死ねばいいのに

残り物をかき集めて
誰に食べさせるつもりだったんだ
やめて正解
それ以外は不正解なら
白紙に勝る秀作なし

喉まで出かかっている言葉
今すぐ飲み込め
もしくは
つかえて息が出来なくなって
死ねよもう

夢の中でも
ナニモノかに襲われて
必死になって逃げ回る
無様なままで生き延びて
起き抜けに嘔吐
だなんて
ああ もう





2017/03/30 04:39
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