詩人:安曇 | [投票][編集] |
人は慣れる。
悲しみも、幸せも
知らないうちに慣れていく
忘れたくないこと、忘れたいこと
この感情も、いつか薄れるだろう
でも、それはいつかの話
抑えられないほどの、今の私の感情
抱きしめて、お風呂に入ろう
お湯と同じ温度になるくらい
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
天に坐す我らの主よ
救いなどはどこにありましたでしょうか
星になれたあの子は
どれだけさみしいだろう
隣り合う者がいないあの子は
輝くことしかできない
その声をあなたは聞きましたか
存在を許す存在がいなければ
あなたをあなたたらしめるものは
もっと近くに感じられるのに
それを何と呼ぶかをあなたは知っているでしょう
歩幅を決めないでください
見えるものを遮らないでください
何ものにも届く手を引っ張らないでください
星になりたくはありません
存在を許してもらう必要はありません
私はここにいます
私はあなたに知らしめる
天に坐す我らの主よ
あなたの愚弄を
あなたの無慈悲を
あなたの孤独を
詩人:矢野元晴。 | [投票][編集] |
いつもどおりの定型文で返信
それに答えるあなたの文字が
5年前の冬を甦らせる
メールより電話が好きなあなた
話し方も、笑い方もあの人と重なる
昔の話で盛り上がり、互いのキズをなめあった
過去を引きずるあなたで
過去を答え合わせするように
取り戻せないと知りながら
あなたに溺れる
ある日の夜、あなたの声は病んでいた
理由は聞かない今更
思い出を少しずつ上書きして
眠れない夜は薬に頼る日々
いつか、いつか本当の笑顔で
笑い会えるよに
星の見えない夜は
傍にいて欲しい
愛してるなんていらない
少しずつでいいよ
同じ温度になったら前に進めるから
詩人:あいく | [投票][編集] |
コーヒーの
最後の一口が
まだすっこし
ぬくかった
あんがい春も
近いんかなぁ
と思った
おわり
いやおわらない
春が近いと
パンチラしそうな
ミニスカの
おねーちゃんも
また近いと
いうことぢゃまいか
なんとゆーか
とってつけた
ぱんつ分で
すみません
ところで
コーヒーの最後の一口って
いちばん
”美味しくない”
ですよね?
あれ飲まなくっても
いいですかね?
でものんぢゃうのわ
貧乏性だからですかね?
でも最後の一口が
一番残念なのかといったら
じつわそうでなくて
なんかの作業中とか
コーヒー飲んでたりすると
よくやるんやけど
最後の一口のんだの
わすれちゃって
もっか最後の一口
飲もうとして
カップ口に当てて
あれない?
って思った時が
一番残念やよね?。。。
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
この世に生まれた事だけは
ぼくは後悔していない
沢山の素敵なものに出会えたのだから
生きていれば
全てを許せる時がくる
自分自身も
だから
前に進むことを
諦めないで
詩人:七緒 | [投票][編集] |
いつも通る公園の横
乾いた笑い声の君と帰り道
まだ空は明るいのに
あの曲がり角で君と別れれば今日が終わるような気がした
ねえ 大事なものをいくつ持ってるの
どうしても前を向けない夜 君を救ったのは何 守ったのは誰
困らせてしまうだろうな 怖がらせるかもしれないな
石ころ蹴って言葉を飲み込んだ
君の靴にぶつかって立ち止まる
好きだよって 本当はあの時言いたかったの
私の全部を あげたかったの
長かった髪を思い切り短く切って
別の人になれたらいいのにね
泣きじゃくる友達の背中
いつも強い子だった彼女の
覚悟がほどけていく音が聞こえる
いつか私たちがもっと大きな恋をしたとしても
忘れずにいたいこと たくさんあるよ
今はただ泣いて
思いきり泣いて
小さく手を振り見送った
17歳のすべてだった 私たちの恋へ