詩人:どるとる | [投票][編集] |
12の頃に聴いた ロックンロールが僕の心に がっつりはまった
青春のページの上に降る雨なんかは
涙と鼻水で ぐちゃぐちゃになった
駆け出そうか 天気なんかは関係ないや
自転車一台あれば世界旅行もできるよ
ブリキの翼で 今君に会いに行くから
夜が明けるまで待っててね
青春は ただいたずらに過ぎた
オナニーとアコースティックギター
夏が来て 頭の中も曖昧になって
テレビでやってた ミュージシャン特集
あんな歌 僕にだって歌えると思ってた
12の頃に出会ったすべてが僕のすべてだ
あのロックンロールが僕の心に 光を差した
青春のページの上に降る雨なんかは
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった
愛するあの子の裸ばかり考えてたら大人になっちまっただけ
ろくでもない大人になっちまっただけ。
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
大きなバースデーケーキより
綺麗な花束より
どんなプレゼントより
貴方がいい
貴方に会いたい
貴方の笑顔が見たい
もう二度と
戻ってこないと
知りながら
そんなことを思う
25の昼下がり
詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
勇気を持って愛を形にして残そう
君の言葉が胸を刺した
そうだ
もしも気持ちが本物であれば
遠慮する必要はない
自分は正当なことをしている
やましいことは何もない
そのことに自信があるのなら
恥ずかしがることはない
これは本物なのか?
それを迷うことはあっても
気持ちが本物ならば
その正当性を主張しよう
それが正しい生き方
詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜明けの街に太陽が急接近
今にも 頭の上に落ちてきそうだ
「風になる」って決めから
駆け出すスピードで飛ばしてく景色
あっという間に 夜は明けてしまった
君のせいだよ笑ってないで
今にも途切れそうな言葉をつなげて
いつの間にか 出来た継ぎ接ぎのメロディ
拙い言葉だって 針みたいに突き刺さる
ポストに 手紙のように送るメッセージ
君に届きますようにって歌うよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
白紙のままのページに落ちた色と音
つま先からの ジャンプスタート 失敗
歌おう笑おう泣こう 導かれるように
引き合わせられるように 運命が動き出す
ケセラセラって 歌いたい 気分を
消させないで 今だけは
何の邪魔も しないで 思い込みでも空は晴れるよ
踏み出した 足音が世界に新しい
命の産声を 夜明けに鳴らしたら
その音を合図に僕も君に歌うよ
生まれてきてくれたお礼に。
詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
菓子のように甘かった
夢のようにふわりとしていた
夢も現実も
こりゃ、あまり違いはないね
後味はいい恋だった
失恋したとかどうでもいい気になって
僕ら笑った
風の中
笑い声がこだました
詩人:ニライカ | [投票][編集] |
平面上ではこんなに話題が絶え間無いのに
君の前では黙ってしまう
指をなぞれば
君への想いが溢れて来るのに
上手く言えないから
消去
直線なLINEに沿った繋がりを求めている訳じゃない
複雑だって良いんだ
表情や声
文字に惑わされない
気持ちを繋げたい
ほら又指をなぞっては気持ちを確信する
素直な想いを君へ届けたい
繋げたいのは電波じゃないから
最初の大きな一歩
『君が好き』
詩人:たかし ふゆ | [投票][編集] |
空白が続いている
時間だけが流れている
決して待たない
時も
人も
雨の音を聞き
梅雨の気配を香り
付き合い始めてから最初の一ヶ月を迎えようとしている
物語は突然始まる
誰も予測など出来ない
白紙が小刻みに揺れる
小走りで工場を駆け抜け
あの人が車中で待つ
木曜日の真夜中へと
詩人:どるとる | [投票][編集] |
二人はこのまま離れていく
でも未練がましくまだ残された思い
画面の端に消えてく
エンドロールに見切れている
僕の心を染めるのは小指の先程の 小さな薄紅色
恋をしていた僕を消したくて
でも消せなくて 戸惑ってるんだ
まだこんなにも恥ずかしいほど
君が好きだよ
どうして言えなかったんだろう
届かない言葉 雨がうるさくて
ソーダ水の縁に 座ってる
口直しのチェリーのように 実った思い
寂しさを埋めるためなら
嘘だっていいから抱きしめて
永遠に近い 時間を生きてる 僕は遠い約束を思い出す
恋をしている 僕は君に思いを募らせてる
否定できない でも認めたくもない
強がったあの日の僕を 謝りたい
運命の人は君だった気がするよ
電気を消した部屋
テレビの明かりだけが点いてる
やることもなく ただ天井のシミを数えてる
恋をしていた僕を消したくて
でも消せなくて 戸惑ってるんだ
まだこんなにも恥ずかしいほど
君が好きだよ
どうして言えなかったんだろう
届かない言葉 雨がうるさくて。