| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
ページをめくるように季節は移り変わる
画用紙に 描かれていく風景に
路面電車が 走ってゆく
僕は 多分恋をしているんだろう
だから いつもより少しだけ
拳ひとつぶん 宙に浮いている。
| 詩人:猫の影 | [投票][編集] |
僕たちは孤独であるがゆえに、孤独になりきれず、文脈の中をたゆたう一個の言葉である。主語になり、助詞になり、形容詞になり、述語になる。
そして世界は書物になる。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
「幸せにするよ」って言えないのは自信がないからだ
でもどんなときもそばにいると誓うよ
だから心配しなくても 大丈夫だ
下手くそな 笑い顔で 悲しみをごまかすとき
君にはなぜかすぐバレてしまう
僕より僕のことをわかっている君には
どうやら隠し事はできないらしいね
嘘をつくのは勝手だけどそのために
あなたが傷つくならやめたほうがいい
傷痕に染みてく 涙が優しさに変わるとき
僕はやっと強がるのをやめて素直になる
「愛してる」って顔を見て言えないのは定かじゃないからだ
その愛の中には 同情や慰めもある
そんなくだらないこと考えちゃうよ
完璧な僕を いつでも見せたいのに 空回りしてばかりだ
また転んで膝小僧に傷をつくった
君のために何かをしてあげようと思う
だけど逆に君に世話を焼かせてしまう
夕暮れに水面に浮かぶ舟を 眺めながら
君のこと思ったらなんだか泣けてきた
言葉にするのはまだ恥ずかしいから
せめて文字にして手紙にしたためる思い
聞こえるかい?この夜の向こうに
二つばかり駅を過ぎた街に
君は笑っているかな
もしや泣いているかな
仕事は今日も残業です でも君のためなら頑張れる
世界中で誰より愛されてるから
僕より僕のことをわかっている君には
どうやら隠し事はできないらしいね
嘘をつくのは勝手だけどそのために
あなたが傷つくならやめたほうがいい
傷痕に染みてく 涙が優しさに変わるとき
僕はやっと強がるのをやめて素直になる。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
パパ今日私は この家を出るわ
好きな人が 出来たのって伝えた
パパより好きな人なのかい?って
聞くのが怖くて ずっと耳を塞いでた
君が嫁ぐ日 パパはいつまでも駄々をこねて
礼服を着るのもいやがってた
私は見ていたよその目には 涙
さんざんいろんなこと言ったくせして
あなたは 私に最後に言ったね
「幸せになれよ」と
おまえが選んだ人だから きっと素敵な人なんだろう
パパみたいに 優しくて でもどこかぬけてて
そんな人だわって 言ったら パパはついに涙をおさえきれずに ママの胸で泣いた
私の好きになった人は
パパによく似ている
今日まで ありがとう
私はお嫁に行きます
娘の小さな頃の写真を眺めながら
あんな可愛い頃もあったと懐かしがる
好きな人がいつかはできるって
覚悟はしてたけどやっぱりダメだね
君の幸せを思えば思うほど 誰にもやりたくないって気持ちになるんだ
幸せにしてくれるかな 君が好きになった人は
笑わせてくれるかな
寂しがらせやしないかな
愛してくれるかな
抱きしめてくれるかな
守ってくれるかな
一番緊張してるのはパパだね
そんなに固くならないでよ
手が汗まみれ
本当は笑顔で 送ってあげたいはずなんだ
最愛の娘の晴れ姿を 喜ばない親はいない
だから今日のパパは意地悪だ
さんざんいろんなこと言ったくせして
あなたは 私に最後に言ったね
「幸せになれよ」と
おまえが選んだ人だから きっと素敵な人なんだろう
パパみたいに 優しくて でもどこかぬけてて
そんな人だわって 言ったら パパはついに涙をおさえきれずに ママの胸で泣いた
私の好きになった人は
パパによく似ている
今日まで ありがとう
私はお嫁に行きます
この人と二人で今はまだ見えない幸せをさがして
守られてたほうから守るほうになるよ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
十年後友達で いれたならいいなあ
百年経っても友達のままでいたいよ
その頃には もう僕はいないかもしれないけど
君と僕は空と海のように体は別々だけど 同じ世界に生まれただけ
こうして手をつなげばほら
いつだって ひとつになれている気がする
ずっと一緒にいるだけでそれ以上何もできない
僕が伝えたいことは 一体なんだろう
鈴を鳴らしたように君が笑えば 僕も同じように笑う
それだけで面白くていつの間にか 日は暮れていく
ひとつの買い物袋を 二人で分けあうように持って 帰る幸せ
未来から 来たのよって 君は冗談を言う
僕を幸せにするためになんて言う
よく出来たシナリオだねって 僕が言ったら
君は 真面目な顔をして
「君が幸せになれなきゃ僕も幸せになれないんだよ」って 歌った
下手くそな声だったけどほら
僕の心の真ん中に 届いたよ
特別なことは何もできなくても一緒にいる時間が宝物
君と重ねてく思い出がまたひとつ増えた
言葉で言っちゃえば簡単だね でも言葉では 言い切れないからやっぱり難しいね
今日も君の 後ろ姿ばかり見ているよ
君の背中は僕より低いのに 僕より何倍も大きく見えるんだ
写真を アルバムにおさめるように
ひとつまたひとつ かけがえのない時間が
忘れられない 思い出を刻んでゆく
いつか、言えるかな
今は胸にしまったままの ありがとうや愛してるを
僕の大好きな フレンド
ずっと一緒にいるだけでそれ以上何もできない
僕が伝えたいことは 一体なんだろう
鈴を鳴らしたように君が笑えば 僕も同じように笑う
それだけで面白くていつの間にか 日は暮れていく
ひとつの買い物袋を 二人で分けあうように持って 帰る幸せ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
ペダルを踏む足にぐっと力を込めて
上り坂を 迎えたらそのままかけ上がる
青空に託した思いは夏の暑さを越えてく
汗と一緒に流れるといいなあ
笑って泣いて それだけで 過ぎていく
他愛もない日々を 暮らしている
手と手をつないで作った輪の中においで
君の見てる世界を変えてみせるよ
そのまま鬼さん手の鳴るほうへ
闇が晴れたらいつものように笑うから
目を開いてごらん そこに見える世界が
角度を変えれば違う世界だ
蜜柑の皮を上手に剥けない僕は
いつも君に 剥いてもらったっけなあ
理由なんかきっと要らないんだろう
求めてもない ただ君に笑ってほしくて
右目と左目で見え方が違うように
昨日と今日とじゃまるで違う世界だ
やっとのことでつかまえた君の背中
もう離さないといつものように笑ってた
夕暮れの道に 2つの影法師が揺れる
どんなに走っても明日には追いつかない
だからひたすら僕らは待ちぼうけだ
手と手をつないで作った輪の中においで
君の見てる世界を変えてみせるよ
そのまま鬼さん手の鳴るほうへ
闇が晴れたらいつものように笑うから
笑うから。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
夏の陽射しが 屋根に降り注いで
蝉が朝から晩まで鳴いている
庭の池 跳ねた鯉 その瞬間の
美しさを写した ポラロイド
思い出が 畦道を駆け抜けて
風になってくイメージ 抱いた
深呼吸のあとぐっとペダルを 前に漕ぎ出す
その力で 走り出す自転車
回る前輪を 追いかける 後輪
チェーンは 好調に回転をする
蚊取り線香 悩ましく 煙をあげる
水筒に入れた麦茶の氷が溶ける
入道雲を広げた空がぐっと近くなる
ああ夏だ くどくどした説明はいらない。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
海と空を隔てる 曖昧なライン
あやふやな線だから指でなぞれない
世界の端から端までつなげているのか
一本の線で 空と海を分けているのかな
幼い日からの 小さな 疑問は とてもまっすぐな直球ストレートのボールのようだ
迷いのない 弾道のような軌道を 描いて
突き刺さるように 思いはまちがいなく届いてゆく
よしんば目をつむったって 反れない軌道
計算したように ストライクゾーンめがけて走る白い道筋
僕の好きな野球選手が投げるボールに
迷いは見られなかったどんな日も
たとえ投げたボールがいうことを利かなくても 選手はそれを恥じない
応援席で見ているよ
期待に応えてくれなくていい ただ満足する一球を
観客が息を飲む中、ボールを投げた選手はマウンドを走り抜ける さあここからが勝負
歓声が上がる 観客の呼吸が ひとつになる
突き抜けろ そのまま野球場を走る風になってくれ
テレビで観た ロケットが カウントダウンして
火を吹いて 発車するその瞬間の 感動とロマン
僕らの 思いはひとつに束ねられて
彼が投げたボールに集約された
迷いのない 弾道のような軌道を 描いて
突き刺さるように 思いは届いてゆく
よしんば目をつむったって 反れない軌道
計算したように ストライクゾーンめがけて走る白い道筋
スターマインに 見えたよ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
レールに刻まれていく足跡
追いかけていくような旅だ
どこかからが始まりで
どこまでが終わりなのか
それさえも曖昧だ 不明瞭 あやふやなライン
蹴って 地面を蹴って
先へ先へ 行く思い
魂削って 描く
未来なら 上出来だ
器が 光を受け止めて
三日月を浮かべたような夜だ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
流れる景色が 電車の窓に映る
まるで本を読むように移ろう
時計なんて 持って行ってやらないよ
時間になんて 縛られるつもりはないんだ
群れからはぐれた鳥のように宛もなく
知らない駅までの切符を買って
どこか遠い場所まで逃避行だ
昔のJRのキャッチフレーズを思い出す
「そうだ 〇〇に行こう」
確かそんなんだったよなあ
心を友達にして旅に出よう
時間からはみ出したっていい
レールから 外れたっていい
世界の果てへでも行こうかなあ
どこか遠くまで 風にさそわれて
君が送ってきた絵はがきにある景色
今度休みがとれたらそこに行こう
山々を抜けて トンネルをくぐれば
雲のレール空と海の境が曖昧なライン
旅立ちの 一歩目は不安になるだろう
それでも同じだけ期待もひとしお
これから どんな明日が待っているだろう
流れ星よりも 早く飛び乗った 電車
夢が現実になったような気がするよ
少しだけ 久しぶりに浮わついた気分
心と手をつないで 旅に出よう
仕事なんか 後回しでいい
今しか出来ないことをするんだ
夜を一足で飛び越えて 着地も決まった
このまま二人 幻になろう
地図にさえ 記されてない 場所に今から行くよ
地図は 二人で 作ってゆくんだよ
少しだけ 遠回りな作業だ
準備はいいかい?引き返せないよ
心を友達にして旅に出よう
時間からはみ出したっていい
レールから 外れたっていい
世界の果てへでも行こうかなあ
どこか遠くまで 風にさそわれて
空を旅するあの雲にあこがれて。