| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
追いかけるように景色を描いてく
太陽光 空 雲 椅子や机までも 被写体
木目といくつかの傷跡
見えないものも見えるものも描いてく
そこに君がいて たとえば光を放つなら
笑ってる君のその隣に泣いてる君を
据え置いて 君に言うよ本当のことすべてを
目をそらせない悪意までも 見ようとするこの心は目をそらせない
すべての美しいものから 禍々しいものまで
詳細にスケッチしてしまうんだよ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
波紋のように広がる街に
今日もまた退屈がのさばって
あくびばかりしているうちに
いろんなものを失って
覚悟のないままに 夜は明けて
この憎しみは 向ける先なく漂って
さまよう刃の 二の舞
ただ まっすぐに 突き刺すように落ちる水
ただの悲しみは涙と名付けられて
辞書のな行に 住まう言霊。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
若すぎたために負った傷跡は
柔らかな肌を貫いてそこから朝を覗く
屋上の退屈と 軒下の暗闇は似ている
かび臭い水のみ場に小さな虹を描く夏
片手間で始めたギター
GとCのコード違いもわからない
いつか 読んだ 夢中で読んだ
小説の続きのような明日が
見えるといいな
いたずらな風にスカートが揺れて
ハイ・ファイ・セットを聴く午後に
青い春が 見え隠れ
僕らはきっと
誰だって 幸せな時代に生まれたんだよ
僕らはきっと
生まれた時代が 一番幸せな時代なんだよ。
| 詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
滝のようにかいた汗
冬でも怯まずに出ていけた体育館
床を蹴るシューズの音
手をうつボールの衝撃
お腹や肺があげる悲鳴
歓喜と落胆のラリー
何でもうまく行くような感覚も
何もうまく行かない苦悩も味わった
二度とこんな思いしたくないと思うほどの苦しみも
今となれば愛しくて
時間が経って分かったことは
どれだけ好きだったかということ
| 詩人:ヨワムシ | [投票][編集] |
寒い冬が終わり
暖かな春が来る
暑い夏は待ってて
涼やかな秋は眠ってる
春夏秋冬
何度目だろう
気付かずに過ごしてきた
あと何度だろう
気付かずに生きていくのは
ふと止まった季節の中
風を感じた瞬間
私は命を感じる
またいつか
この風を感じ
季節を数えてたら
僕はそっと笑いたい
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
目を閉じた闇のその中の 宇宙で
手のひらの上の畑を耕して
言葉の種を植える
きれいな花が 咲く
その日を 待っている
黄金の歌声に 波は静かに応えるだろう
雨宿りする生活なら
雨に濡れて笑うほうがいい。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
部屋の片隅で燃えてる小さな命が
スペースシャトルで宇宙に飛び立つ
夢の中を 遊泳するイメージが
服を着て 闇を闊歩する
踏み出す一歩で 世界の果てまで行く
ほらね不思議 世界中の悲しみや喜びが
夜を 彩って 涙さえキラキラ光ってる。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
田畑に 降り注ぐ
太陽のお恵みで
作物は 芽を出して
果実を ふとらせる
鳥の羽ばたき
伸びたり縮んだりする影
花の言葉は いつか
屋根の上に降る雨
風を運ぶ船になって時計のない海に浮かぶ
さよなら 夜を抱いた
腕の中で眠る 安らかな寝顔を飽きるまで眺めて。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
忘れられた街のどこかでまた夜が明ける
誰かが開いたドアの向こうに朝が輝く
迷ったり悩んだりしている間にひと悶着
開いたり閉じたりするまぶたを
今だけはしっかり開いているんだ
不意を突くように落ちる星
踊る影法師 光と影のいたずら
真っ赤に燃えてすぐに黒焦げになる
いつか旅立った光景を遅れて見てる
ほら今新しい一歩を踏み出したあの星は
本当はもう 光ることはないのに
地図にない道を行こう 目を閉じて探すよ
どこにあるかもわからない宝物を
答え合わせとか辻褄合わせとかいらない
そもそも答えなんてあるのかすら怪しい
ならば邪魔な思い込みは捨てて 行こう
弓矢を放つ人の形 夜明けの空から
放たれるサテライト 闇を切り裂いて
隠れてた太陽を引きずり出すよ
恥ずかしがってないで出ておいで
君がいなくちゃ僕は笑うことさえできない
僕にも余りある光をください
雨のち晴れを 飛び越えて
また晴れになる
繰り返す 生き死にの中で
回り続ける ループ
不意を突くように落ちる星
踊る影法師 光と影のいたずら
真っ赤に燃えてすぐに黒焦げになる
いつか旅立った光景を遅れて見てる
ほら今新しい一歩を踏み出したあの星は
本当はもう 光ることはないのに。