詩人:どるとる | [投票][編集] |
こんなに好きなのに
一度嫌いになると
好きなはずの気持ちが
裏返って 裏表
シャツの 縫い目やタグが丸見えさ
見せたくない 隠した醜さが 露になる
思ってもみない 言葉が口をついて出る
ただごめんの一言で多分
また 笑いあえるのに
許しあうことを 忘れてしまう
自分の言い分ばかりに気をとられて
心を傷つけあってることに気づかない
けんかのあとでやっと気づく
お互いにぶつけた言葉が胸に刺さってはらこんなに傷だらけ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
おだやかな春の日に落ちてきた太陽を
両手で受け止めて優しく抱き上げた
例年より早い暖かさに少し汗ばんだ体
坂道を かけ降りる自転車
ペダルにぐっと 力を込めて
ボロでもなるべく前に進めるように
僕のほうは相変わらずの 調子です
あなたのほうはいかがでしょうか
離ればなれの寂しさにも慣れました
筆無精だけど便りを書こうかな
そろそろ 季節は春を迎えますが
お体のほうは万全でしょうか
どこか昨日とは違う空 だいじに育ててた花も咲いた
気づくと 君の名を呼んでる あなたはいないのに おかしいね
川のように澄みわたった青い空
魚のような 雲が優雅に泳いでる
手を伸ばせば いつでも届く場所にいた
今は 電話するのも忙しさに邪魔される
喧嘩ばかりだった僕らも 今では懐かしく
喧嘩することもなくなった 静かな毎日
たまには 君のあのむくれた顔を見たい
喧嘩したあとは 喧嘩する前より 仲良しになっている
多分そんなことが幸せだったんだろうと思うよ
僕のほうは相変わらずの 調子です
あなたのほうはいかがでしょうか
離ればなれの寂しさにも慣れました
筆無精だけど便りを書こうかな
あと2ヶ月もすればもうじき皐(さつき)
桜も 咲くだろう 君の町にも。
詩人:絶対零度 | [投票][編集] |
何かを書きたい気がする
何かを、叫びたい、そんな気がする
でも
「」の中の一文字が書けなくて
ズキリと心が傷んだ
もっと文字を愛してた、
もっと言葉を愛してた
でも、それは、嘘だったのかな?
詩人:絶対零度 | [投票][編集] |
夜中は
私の中に、深く深く
染み込んで
冷たさと痛みが
心を鷲掴みにする
増えていく痛みも
消えていく想いも
溢れて、零れて
泣いているの?
そう、私は泣いていた。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕の好きな音楽は 時代を選ばずに
世界を染める きれいな色をしているの
踊り明かした日々の余韻が今もまだ
消えていないから油断すると
また 体が動き出してしまうよ。
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
一歩一歩
歩いていけば良いんだ
転んでしまったら、また立ち上がれば良いのだから
一つ一つ
思い出になっていく
もう戻らない日々もある
でも、今の僕だから
見える世界もあるの
自分の足で
踏み出すんだ
新しい道は
もうそこにあるんだ
詩人:どるとる | [投票][編集] |
冗談めいた 僕の戯言が
旅立ちの合図を切るスタートの銃声なら
そのがむしゃらな思いは放物線になって
明日へと 放たれていく
この旅には ゴールなんてないんだろう
走り出したらどこまでも行く思いだ
夜明けの翼がもしも僕の背中にもあるなら
こんな場所でくすぶっている場合じゃない
雨に濡れながら 風に切り裂かれながら
日差しに焼かれながら
誰かに愛されながら 誰かを愛しながら
時には信じながら 時には疑いながら
何が 大切なのかを知ってゆく 今はそれが当面の宿題だ
ほどほどの付き合い それなりの関係
一緒にいれば喧嘩ばかりしている
離れたら離れたで寂しくなるのです
素直になるのもどうやら一苦労
大好きな歌を口ずさみながら 歩く
見つけた 一番星に名前をつけた
駆け抜けるその速度で何もかも 追い越してゆく
空も 大地も 僕のスピードには追い着けない
昨日を振り返りながら 明日を 夢見ながら
今日を生きている
悲しみに苛まれて
喜びに出会して
時には 嘘もつきずるくもなって
濁った世界でたったひとつだけその中に光る雫
手のひらに もてあそんでるだけの
むなしい時間なら ちょっと
外に出て まだ知らない景色に会いに行こう
君が知ってる世界はまだ ほんの一部にしか過ぎないと わかるよ
夜明けの翼がもしも僕の背中にもあるなら
こんな場所でくすぶっている場合じゃない
雨に濡れながら 風に切り裂かれながら
日差しに焼かれながら
誰かに愛されながら 誰かを愛しながら
時には信じながら 時には疑いながら
何が 大切なのかを知ってゆく 今はそれが当面の宿題だ。
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
その音はキラキラとして
どこまでも透き通った
色をしていた
アナタの演奏で
何度も涙を流したよ
感動の涙と嬉し涙と
好きになった人が
アナタで良かったって
心から思った
楽しいことも
苦しいことも
切ないことも
今となっては全てが
良き思い出
あんなに辛かったのに
あんなに悲しかったのに
思い出すのは
アナタの柔らかい表情
思い出の中のアナタは
いつも笑ってた
それにつられて
私も独り微笑むの
その音はとても美しく
とても繊細だったね
まるでアナタの心を
映し出しているよう
繊細で壊れやすくて
危なっかしいから
いつか必ず
終わる日が来ると
頭で分かっていながら
それでもいつまでも
そっと側にいたよ
アナタが「もういい」というシグナルを出すまで
最後の日を迎えるのに
怖さを感じながらも ずっと側にいたのは
アナタがもし傷付いて
凍えるほどの寒さと 悲しみと痛みを感じたとき
そっと包んで
温めたかったから
暗闇を照らしたかった
私の大好きな
ピアニストさん
意地悪で冷たくて
時たまイヤらしいけど
優しくて温かくて
時たま紳士だった
どんなに辛く
当たられても
怒鳴られても
無視されても
ほんの少しの
優しさだけで
十分過ぎるほど
心を満たせたの
嬉しいことも
悲しいことも
腹立つことも
今となっては全てが
良き思い出
あんなに傷ついたのに
あんなに苦しかったのに
思い出すのは
アナタの温かい優しさ
思い出の中のアナタは
いつも優しかった
今日もアナタの演奏を聴くよ
愛したピアニストの音色は
どことなく泣いてるように聴こえた
それにつられて
私も泣いた
アナタは必ず
音で私を泣かす
孤高のピアニスト
だったんだね
詩人:IKUMI | [投票][編集] |
あるテレビドラマを見た。
そしてまたこう思うんだ。
産みたかった。
産めば良かった。
傷がいつまで経っても癒えない。
そのせいで異性を遠ざけけているのも
確かだ。
いつまでこんな捻くれた母親で
いたらいいの?
街中で親子が歩いて幸せそうに笑っているのを見ると
何であんたなの?
私はこんな想いをしているのに…
そんな自分が情けなくて惨めで…
この間の優太の命日に久しぶりに
一人で泣いた。
助けてと誰に頼ってもスルーされてしまう。
あの時みたいな悲しさが襲ってきた。
ぶんめん台に上がって麻酔を打たれ
負けたくないのに負けて…
気付いたら子供はいなくて。
一人になった気がしたんだ。
だから最近は外に出ない。
そんな情けない自分を見たくない、
感じたくないから…
でも…それでも幸せになりたいって思う
私は余計情けないような気がしてならない…
ドラマを見る度に痛む心。
涙が止まらなくて…
また落ち込みでもまた見る。
受け止めなきゃいけないから…
後、微かな将来も見えて来た。
でも、自分の子供を殺した私が
なっていい職業ではない気がする…
こう思っている自分が更に
情けないんだ…