詩人:どるとる | [投票][編集] |
不思議なことなど鼻で笑ってた
だけどこの街には魔法使いがいる
どんなに悲しい顔してても
君が笑ってくれさえすれば
雨降りの空でも 傘なんかなくても
悲しい涙も嬉し涙に変わる
それって魔法だろう
ふれられない距離から ずっと 近づいて
君のその隣に テイクオフ
僕は 特別なことなんか何もできないけど
ずっと君だけを思うよ。
詩人:のん | [投票][編集] |
本当はね、すごくすごく嫌いなのかもしれない
だけどもっともっとそれ以上に好きなのかもしれない
捨てたいのに捨てきれないものみたいな
きっと僕の中の天使と悪魔なんだろうな
消えてなくなれば良いのに
なくなったら困るのかな?
裏表なく生きていきたいよ
いらないって一言いえたら
捨てなくても良いのかもしれない
こんなことを考える僕を中二病だとまた笑うんだろうな
詩人:ヨワムシ | [投票][編集] |
自由になったその日から
僕らは足がもつれてく
忘れるはずのないことも
今はどこかに行方不明
探さない探すわけない
そんなものもう昔ばなし
何千回何万回後悔し
何千回何万回諦めて
何千回何万回負けてきた
そう僕らは敗北者
だれかの詠う敗北者
だからまた立ち上がる
だからまた戦える
だって僕らは敗北者
なぜならそういうならば
天下無双の敗北者
掴めなかったこの手にも
握りしめれば手のなかに
なにもないだからいい
だからまだまだ戦える
武器はなし失くしたよ
仲間はいない始めから
それでも戦う何度でも
またきっと負けるけど
だって僕は敗北者
何千回何万回戦うのは
何千回何万回勝ちたいと
何千回何万回願うから
なぜならそういうならば
天下無双の敗北者
ああ今日も負けるかな
ああ明日も負けるかな
何度負けてもかまわない
なぜならそういうならば
天下無双の敗北者
百戦錬磨の敗北者
詩人:IKUMI | [投票][編集] |
自分が変にかわっていく。
一度キレると止まらない。
ひたすら頭の中で殺してやる、殺してやると、
繰り返す…
頭の中で何度も何度も何度も…
殺す。
男だろうが女だろうが関係ない。
そんな自分が怖い…
例えば、最近虐待が多い。
そんなニュースを見るとやり切れなさが
自分の中に埋まっていく…
産みたくても産めなかった私は
どうなるのと。
その虐待している母親達を
殺したくなる。
じゃあ、何故産んだ?
じゃあ、何故子供を作った?
私は今でもあの時の記憶が
蘇るたびに…苦しいのに。
そして…二人の男をひたすら
恨む事しか出来ないでいるのに。
何も変わらないのは分かっている。
けれど…殺したくなる。
そんな変わっていく自分が
怖いの…
詩人:どるとる | [投票][編集] |
通り過ぎていく窓の外の景色を
移り変わる季節の色なんかを
ぼんやりと眺めてる途中で
見失った 幸せの在処や 命の意味
日は暮れて オレンジ色に染まる空が
離したくない誰かの手と手を切り離す
残されたようになった僕の影だけが
誰もいない 道に何かを探してる
悲しみの数を数えても
ため息が多くなるだけ
ならば 少ないけど
幸せの数を数えてみよう
片手の指で 事足りるほど
幸せは 多くはないけど
悲しみの数を数えるよりも
きっと僕に大切な何かを 気づかせてくれる
やたら齷齪してる毎日の中で
真面目な顔で考えることといえば
エッチなことかお金のことくらいで
それ以外は 後回しにしている傾向にある
何ひとつ 誇れるものなどないが
傷ひとつない命が ここにはある
ふいに僕は命をギュッと 抱き締めるイメージを浮かべた
他人のことなんかより自分のことのほうが
よっぽど大事で でも見て見ぬふりはできなくて
結局、誰かを 気遣う僕がいる
差しのべた手が たとえ要らぬ親切でも
僕は 同じように見捨てることはできない
だって僕は血の通う人だから
人を愛しもするし
憎みもする
同じ強い気持ちなら
僕は誰かを心から愛したい
憎しみが 消えてしまうくらい
出会ったすべての人をつなぐ
縁(えにし)の 糸で僕も 君も 見えないところで結ばれているから
悲しみの数を数えても
ため息が多くなるだけ
ならば 少ないけど
幸せの数を数えてみよう
片手の指で 事足りるほど
幸せは 多くはないけど
悲しみの数を数えるよりも
きっと僕に大切な何かを 気づかせてくれる。
詩人:キンセンカ | [投票][編集] |
なんてつまらない毎日なんだろう
理想(ゆめ)を見ることも飽きて
本日何百回目かの欠伸
溜息で吐き出したゴミのような感情は
空に還って キラキラ瞬いて
僕を嘲笑ってるようです。
届かなかった塀のさきは
きっと凄いことが待っていて
どこまでも両手広げて
胸いっぱい空気を吸って
自由でいられるんだと思っていた
つま先立ちせずに見えた塀のさきは
汚染されたモノトーン
枯れ木に腕が絡まるから
汚い空気に殺されるから
世界はだいぶ想像と違いました。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
準備ならできてんだ あとはただ
飛び立つために必要な風を集めるだけ
臆してばかりで スタートを切れない
仲間が巣立つ中、たった一羽残された
鳥のように 崖の上で立ち止まってる
落ちていくような スピードに
耐えきれず 心がギュッと つぶれた
羽ばたけない翼なら意味はない
さしずめ僕の背中にある翼は 段ボールででも出来てるんだろう
あわよくば すべての悲しみを 引き受けてくれる人を募集中
甘えた 気持ちを押し付けあって 愛にごまかしている
広告にある 胸ばかりでかい 女の胸にしか目がいかない
仕方ない僕らは お互いに笑いあった
パズルみたいに 組み立てていく論理
正論で 賄われた 囲いの中だけの世界
絶叫マシーンの落ちていく あれに似た感覚が胸をつぶした
踏み出した一歩から 世界は広がってく
スニーカーのつま先で確かめながら 歩み出したあの日を おぼえている
彼は歌ってた
僕に光を見せてくれた
僕にも出来るかな
明日を変えること
落ちていくような スピードに
耐えきれず 心がギュッと つぶれた
羽ばたけない翼なら意味はない
さしずめ僕の背中にある翼は 段ボールででも出来てるんだろう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
なん万年も前の未来の今日が
思い浮かべたイメージが今の世界なら
誰かの願い事がもしも叶ったのなら
どんな悲しい未来でも光差す夜明け
大事なのは奇跡を待つことよりも
待てない気持ちを抱えられる今なんだ
焦れったい もどかしい
だから迎えに行くよ 思い描いてる未来を
少年だった僕や君がクレヨン握りしめて
真っ白な画用紙にいつか描いた未来を
今につなげてくための悪あがきなら無駄じゃない
レースみたいに勝手にエントリーさせられちゃ困るんだよと言っている
今はこの手にある未来も やがて
過去に飲みこまれやしないかとヒヤヒヤ
大事なのは 悲しみに濡れないための予防作よりも
大人になる前の心構え
レース前の ランナーの気持ち
スタートの合図を待つ
焦れったい もどかしい
だから迎えに行くよ 思い描いてる未来を
少年だった僕や君がクレヨン握りしめて
真っ白な画用紙にいつか描いた未来を
今につなげてくための悪あがきなら無駄じゃない。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
通り過ぎていく車窓の風景を
見送るように ただ思い出を 眺めてる
花は咲くだろうか 水さえない場所にも
季節が巡って 何度も同じ色に染まる街
思い出の中に 笑うあなたを 描いてる
二度とは会えない このつかの間の出会いを
花びらに乗せて 静かな恋の終わりに
僕が君に伝えられること
「僕のぶんまで幸せになって下さい」
ガラスに映る ひび割れた心が
寂しそうに 涙で濡れた言葉を呟く
悲しいだけの毎日をそのままにしないで
せめてあなたの幸せを願うくらいさせて
さよならの隣に そっと芽吹いてる蕾
膨らむ思いに 答えなどないって
風がそよぐ 静かなベランダに
落ちた影と光の中で
君を思い出していたよ
いつか、出会えるよとただ 過ごした毎日を
僕は なんとなく 見送った
二度とは会えない このつかの間の出会いを
花びらに乗せて 静かな恋の終わりに
僕が君に伝えられること
「僕のぶんまで幸せになって下さい」
詩人:どるとる | [投票][編集] |
気まぐれな 風見鶏が 屋根の上で一回転をキメてる
海へと続く道を 落ちるようになだらかに下ってく
少し大人になった体が擦りきれるほどに
体中に刻まれる傷痕は
誇りになるかな 勲章みたいに胸に飾って
ありふれた毎日を ただ笑って過ごす
時折、悲しそうに泣いたりして
雨が濡らしたアスファルトを
陽射しが乾かしてく
つまらないことで 悄気たりしてるけれど 気苦労の多い僕らを他所に笑う太陽
夏を目の前にして ちょっとした予定を立ててみるんだ
行きたい場所だったりやりたいことだったりがあるんだ
図体だけは一丁前に立派でそのくせ 体に合わず小さな心を持っているんだ
返事を待たずに 終わらせた恋もまたいい
雨上がりの空に虹の橋が架かる
夏の日に 急かされて 飛び乗る鈍行
行き先も決めないで少年たちを 乗せた電車はレールを走る
世界はあの頃 今よりずっと広かった
地図なんか持たなくても 行きたい場所なら
なんとなく心が 知ってた
全開にした窓から 見る海と空の対比に
ちょっとばかり 圧倒されてあんぐり口を開けてた僕らにはもう会えないや
それでもいいや だってこうしてまぶた閉じりゃいつでも
あの頃に 帰れる
ありふれた毎日を ただ笑って過ごす
時折、悲しそうに泣いたりして
雨が濡らしたアスファルトを
陽射しが乾かしてく
つまらないことで 悄気たりしてるけれど 気苦労の多い僕らを他所に笑う太陽。