詩人:どるとる | [投票][編集] |
月面に 降りたって
クレーターにひとめぼれ
地図もない旅は
始まりも終わりもない
いつか 誰かが 書いた小説の
続きを求めて 旅立つ心
歩いて 行こう 道が 途切れても
歩いて 行こう 空が見えなくても
そこに 世界があるのなら
僕は 行くよ
希望などなくていい
期待などされなくていい
あらすじをたどらない
レールをはみ出すよ
掟の外に 行きたい
歩いて 行こう 道が 途切れても
歩いて 行こう 空が見えなくても
そこに 世界があるのなら
僕は 行くよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
目が覚めたら そこにあった
広がった 世界が波紋のように
どこに続いてるのかわからない
ドアをくぐれば そこに世界があった
まだ形も色もなかった頃に
開いたドアの向こうに世界があった
意識がドアになって目を覚ました 僕は自我を 持って
知って言葉はないから 産声上げて 泣いたよ
気づいたときには ここにいたよ
開いたつもりもないドアをくぐれば
生まれたあとで誰かの胸に抱かれてた
そして僕は また探してる
神秘やロマンス 夢を食べて
力をつけて 血になって 肉になって
その何でもない 一歩が
明日につながるドアになる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠い昔の話をしよう
忘れ去られたような土地に咲く
花のように 今はもう幻
アラビアの 夜や
砂漠の果てに
消えた ロマンス
ドアをくぐれば その向こうは知らない世界
夢見がちな少年の 語り部が ささやく昔話
かつて 恐竜が生きた時代に
語り継がれた DNAの螺旋
渦巻模様
僕らは 受け取ったはずだ 同じ血を。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
飛んでみたい 空を
高く あの雲を
つかみたい 綿菓子のようで美味しそう
ああ いるかになって泳ぎたいあの海を
飛び魚と競争だ カモメと恋をしたり
時折流れてくる 流木で筏をつくるのさ
ラララ ラララ そんな夢のなかを
目を閉じて 広げた海を 泳ぐ いるか。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
置き去りにした 思いは やがて
街を離れ 風になって旅に出る
あなたを探して 旅人になる
いくつかの 季節を通り過ぎたら
大好きな花を 押し花にして
遠い街へ手紙をしたためよう
数ある中から 探した 四つ葉のクロウバア
愛するあなたへ この歌を届けよう
いつもの朝に トーストと目玉焼き
君はマフィンを 頬張るだろう
そんな 明日を 待ちわびてよう
待ちわびてよう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
この世界の 果てを目指して歩くなら
ここは始まりでもあって終わりでもある
果てなんかない世界は終わらない
どこまで行っても 同じ景色が続くだけ
また、振り出しから逆戻りさ
遠くにある 街に残した 恋する人は
夜の暗闇に 隠れて見えない
どこが世界の真ん中さえわからない
だから、僕は叫ぶよ ありふれた全てを。
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
すき
きらい
すき
きらい……
ドキドキしながら
マーガレットと
睨めっこ
ソワソワしたり
ワクワクしたり
喜んだり落ち込んだり心の色は季節のように
巡りめぐっていくの
アナタはすき?
それともきらい?
そんなことを考えてたら
とても胸が苦しくて
切なくなったの
今でもトキメいてしまうよ
憧れと尊敬と
この春風のような
甘い想いに
アナタも夢に
酔いたいんでしょ?
私もまた夢に
戻りたい
暖かい 日だまりのような夢に
今度こそ
ドキドキしながら
マーガレットと睨めっこ
すき
きらい
すき
きらい
すき…
アナタはすき?
私はやっぱりすき
詩人:どるとる | [投票][編集] |
あなたと同じ色に染まって
この世界に生まれ落ちた喜びを知る
はじめて 一人で歩いた日も
はじめて 言葉を話した日も
そばにはかならずあなたがいたよ
産声が きこえるなら
駆け寄って 抱きしめて
大切だと 腕にかかる確かな重さを
かみしめたら愛してると さけぼう
長い夜はあっという間に明けて
朝の光が窓からこぼれる
はじめて 名前を呼んだ日も
はじめて 名前を呼んでくれた日も
大事な場面にはあなたがいたよ
喜んでいるのかな がっかりしてるかな
うまれてはじめて 出会ったのに
はじめてじゃない気がするのは あなただからだ
大げさな意味もなくただそれがそれであるという
あやふやな 答えを抱きしめて
僕はあなたの親になる
あなたは僕の子になる
今日という日から
産声が きこえるなら
駆け寄って 抱きしめて
大切だと 腕にかかる確かな重さを
かみしめたら愛してると さけぼう
その愛のほどをさけぼう 産声にかき消されないように。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ドアを開けて 外に出るのも煩わしい
どうしたもんかと 窓際の花を見つめてる
変わらない日々がただだらだらと続き
時間だけが流れる 空は愛想もなく
生まれる前からずっと同じ色
死にたくなるような退屈を
どんなふうに笑い飛ばそうか
楽しみなことといえば
月に一度の 君に会える日曜日
べつにたいしたことをするわけでもない
でも話してるだけでとても楽しい
だから 命を捨てたりはしないよ
この幸せが 明日もあるなら
地球の回る速度に合わせて 歩くなら
どれだけのスピードで歩けばいい
深海2万里の ロマンに酔いしれて
月世界旅行に 魅せられた少年も
大人になって 夢を忘れてしまった
世界中の喜びが 数えきれないことが
なんだか嬉しくてちょっと悲しくて
一人誰かをこっそり思う夜には
いつもより少し優しくなる
幸せって 誰かの幸せを願って
はじめて見えるものだと知った
だから 今ではこの命は宝物
喜びのうた 歌いながら行こう
広いようでとても小さい街のどこにでも
灯る明かりはひとつひとつが生きてるあかしだ
大げさだけど 間違っちゃいないだろう
死にたくなるような退屈を
どんなふうに笑い飛ばそうか
楽しみなことといえば
月に一度の 君に会える日曜日
べつにたいしたことをするわけでもない
でも話してるだけでとても楽しい。
詩人:壬治 | [投票][編集] |
リンネの音がきこえる
朝も昼も夜も夢のなかでも外でも
巡りめぐるその歌
扉を叩いている
終わりを告げるもの
小さな刺と傷が殺す
そしていつか深く再生するスベテ..