詩人:EASY | [投票][編集] |
空っぽな空き缶
こんな表現は詩に適している
言葉の適切性を撃ち落とす為に
核の使用は許されるべきだ
自由に対してはもっと開かれるべきで
それはそうである事の可能性を全て受け入れる
善悪は全て、滑り台みたいに
スリルに満ちている
曇りと雨の境界線は曖昧だ
それより少しだけ、人間が決めた境界線は曖昧だ
例えば、塩ひとつまみじゃ足りない時に
指にまとわったその塩を絞り出す様なものだ
そんなことの為に
僕は生きているんだ
いや、そんなことの為に君を愛しているんだ
どっちだか分からないくらいの方が
いいこともあるんだ
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
考えてしまう
しょうがなさ
ああであれば
もっと
こうであったなら
もっと、もっと
考えて、考えて
考えてはみても
抱き締めて、抱き締めて
毎日、毎日
考えながら
過ごしてみて
それよりもなにより
やっぱり
好きで、好きで
しょうがない
詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
いつこの命途絶えてしまうか
分からない
難病って怖い
自分の目で見ても
変化等分からない
だけど痛んだりする事もあると
不安だけが襲ってくる
なのに見た目
あまり変化がないからか
主治医は病気の経過の受診を
終わらせたいようだ
先生が変わってからだ
前の先生は3ヶ月毎に
診てくれていたのに
もし受診やめてしまったり
あまり受診しない間に
悪化して癌化した時に
何か責任とってくれる
訳でもないのに
次の受診が不安だ
いい加減に対応
しないで欲しい
将来に心配のある
家族と暮らしてるから
こんな心のさ
叫びなんて聞こえないんだろう
1人悩んでも
そんな自分の心
支えてくれる人さえいない
私はひとりぼっち
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
・
夜のなかに生まれ 朝のなかに育つ
愛は空へ走る青い羽の鳥
闇のなかで見えず 君以外は見えず
月の示唆するまま流れに染まりて
ゆらゆら ゆらゆら
漂い 歌うよ 気のむくまま
──────
──────
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
物語は
誰の手のとどくところにも
きっとあって
それは
誰の事も
見限ったりは
しない
机からこぼれ落ちて
気づかれないままの
消しゴムですら
落とし主に
気づかれなくとも
間違いなくそれは
そこにあり
消えたりは
しない
消しゴムは
持ち主を
置いてきぼりにできず
始まりから
仕事をしている
胸のすくような
潔い
終わりたくない
終わりに
奔走する
掃除機にでも
吸い込まれたか
あるいは
猫が咥えて
とんずらしたか
いや
消えたりは
できない
消すのが
役割なのだから
物語を
消してしまうかどうかは
持ち主が
決める
役割なのだから
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
黄金の折り紙で
何を折ろうか
貝がいいか
蟹もいい
タコも
魚も
黄金色の折り紙は嗅ぐと
一万円札の匂いのよう
日差しにかざせば
眩しすぎて
よくわからない
それがいい
なんだか
いい
詩人:とーれぱすて | [投票][編集] |
きみをまってる
ずっと ずうっと。
間接的すぎてごめんなさい
一番嫌いだよね。
でもこうするしかないんだ。
ここに、ここで、こうするしか。
君の右手の薬指。私の左薬指。
もし、もしまた2人で会えたなら、
もう言葉なんてなにひとついらないんだ。
ありったけのちからで
ただ君を抱きしめる。
きみをまってる
ずっと、ずうっと。
あの時と変わらないよ。君を待ってる。
えっと、君は変わっててもいいんだ
私は変わらない
いや変わっているんだ、
でも深く深く変わっていない
君への変わらない想い
港で待ってる、ずっと、ずうっと。
詩人:beet | [投票][編集] |
明日、自分の人生が終わったとしても
それはいずれ来ること
早いか、遅いか
生まれた瞬間、いやこの世に生を授かったときから
それは始まっている
ならば、人生とは何なのか?
誰も答えが出せない
だからもがく
だから苦しむ
だから笑う
だから泣く
そして、人の意志は受け継がれる
そして、経験してきた事象、訓戒、知識
技術もまた、受け継がれる
それが、人類の歴史
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
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生まれたばかりの愛 君の前で光れよ
笑い声をたてよう 妖精たちのように
泉へ いつか行こうよ
静かな瞳がほしい
透明な宝石を 森の奥に探そう
軌道それた惑星 森の奥に探そう
泉が 今日も呼んでる
涼しい瞳がほしい
女神たちの沐浴(もくよく) 僕は見てしまったよ
それで殺されるなら それも仕方ないこと
泉が 夕陽を抱くよ
寂しい瞳がほしい
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