| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
たとえるならば 疑うこともなく
たったひとつの正しさを信じるなら
この世界には個性なんていらないね
色鉛筆も赤青黄色があればいい
色褪せたそばから色づいていく
唯一無二の自分自身を見つけ出せ
自分の思うことが世界のすべてではない
やっと気付いた僕は 振り出しにいた
決まりきったような形や色ならノーサンキュー
出たとこ勝負だ 大いに悩み迷おう
この世界の色に容易く染まってたまるか
ありきたりな色に染まる訳にはいかない
答えのさらに向こうにある答えを
探したところで何がわかるというのか
たとえば パレットの中に出した色のありのままの気持ちを知らない僕らは
たかが一端を垣間見ただけで すべてを理解した気になって おごり高ぶる
世界の縮尺 あるいは形や色を決めるのは
自分のこの心だということに気付いた
つまらない 計算式に左右される思考回路はゴミ箱へ
ここからはレールから外れた旅だ マニュアルは役立たず
この世界の思惑通りに動いてたまるか
世界のいいようにはさせないんだよ
この 心を染める色は何色とはいえない
でもきっとあざやかな色なんだろう
ああ 新しい景色や空や風に出会うたび
僕の心は その色に染まる
ほら 立ち止まってなんかいられない
探しに行こう たった今から
決まりきったような形や色ならノーサンキュー
出たとこ勝負だ 大いに悩み迷おう
この世界の色に容易く染まってたまるか
ありきたりな色に染まる訳にはいかない
つまらない形にとらわれる訳にはいかない
だから僕らにはきまった色がないんだろう
いつでもどんな色にも染まれるように。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
この世界を縦横無尽
世界の果てまでどこまでも手を伸ばして
僕はアイデアの宝庫
奇跡の塊 ダイヤの原石 砂の中の砂金
さあ 笑い 泣け 叫べ
自由に生きれなくてこの世界で楽しむ ことなんてできない
もっと ド派手に 自分を押し込めないで 大胆かつ繊細に 世界を料理して
ヒミツのスパイスまぶして 神様の舌も痺れさせて 頭ひとつぶん抜けた力で
フライパンの上に 来るべき未来を想像しよう そしていつか
夢のお膝元へ たどり着く日まで 僕は走る
この世界のレシピを網羅
悲しみも喜びも知りたい 知り尽くしたい
まだ出会ったことのない景色 たとえば目にしたこともない色彩
あるいは抱いたこともない感情
僕を 突き動かすこの世界の魅力
恐がってないで恐れ知らずの恥知らず
お目にかけよう 目も眩むような輝きの正体
下書きみたいな まどろっこしい下ごしらえはいらない
さあ召し上がれ いまだかつて味わったこともない味を
その舌で確かめて 噛みしめるほど味わい深い
多少汚れた魂で きれいじゃない体でも
愛を語ってもいいでしょう? 言葉にならないくらい
この世界は 僕を不思議な気持ちに染める
どんな歌にしようか どんな音にのせようか
さあ 笑い 泣け 叫べ
自由に生きれなくてこの世界で楽しむ ことなんてできない
もっと ド派手に 自分を押し込めないで 大胆かつ繊細に 世界を料理して
ヒミツのスパイスまぶして 神様の舌も痺れさせて 頭ひとつぶん抜けた力で
フライパンの上に 来るべき未来を想像しよう そしていつか
夢のお膝元へ たどり着く日まで 僕は走る
君と走る この世界を。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
押し寄せる人波にさらわれていく小さな体躯
今日という一日の最後に見た夕日は
なぜかいつも悲しげに見えるんだ
だからうまく言葉にはできないその時の気持ちは
今日一日だけでも 消えてく命があるなら
明日がある僕らはまだ幸せなのかな
僕らは今自分がどれだけ恵まれているかも知らない
散っていく花の形や色を覚えているかい?
どんな手触りで どんな匂いだったかな
望むのは 誰にとっても損のないハッピーエンド
遠ざかる 今日を見送りながら右手を振る
左手には大事なものを離さずにつかんでる
さよならという言葉が似合わないくらい
これからいろんなことがはじまっていく
そんな淡い期待に満ちあふれている
そんな気がする
名前も知らない喜びに胸は躍らされている
何かが始まりそうな そんな予感がしているよ
本の表紙を開くようにまだ目次にいる
はじまってもいない物語 だから終われもしない
答え合わせに疲れたから たまには闇雲に
手当たり次第に 自分を試してみたいんだ
たとえ 失敗しても気持ちいいだけで痛くないよ
誰かが選んだ 今と自分が選んだ 今を
見比べる事くらいばかばかしい事はない
望むのは 悲しみのあとの喜び いわば雨上がりの虹
悲しみのない世界などいらない
涙に出会わない人生などつまらない
すべての終わりは ひとつの始まりだ
落書きだらけのページもページを捲れば
まっさらな白地
なんとなく 糸をつむぐような 蚕の心で
今日あった出来事を手繰り寄せるように
思い出していた 君がくれたあの痛みも
あの優しさも 間違いなく僕の強さになる。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
「退屈」という獣に僕らは年中追いかけ回され
がんじがらめの毎日さ まるで捕虜みたいに不自由だ
血と汗と涙に濡れた「努力」や「頑張り」といったありふれた行いを
誰かに誉められたくて 願わくば 無意味なことで 終わらせないように
僕が積み重ねた いくつもの 「今」に光を灯すように
果てしなく広がるこの暗闇(やみ)に
朝を届けるのは 夜明けの太陽
おまえの手には ひとつの希望
そのわずかな光で未来を照らしてくれ
今日と明日は勝手には つながらない
今日と明日をつなげるのは自分の役目だ
さあ 聖火台に火を灯せ 希望が費えぬうちに
「妥協」してしまう諦めに ひれ伏してしまう弱さに
拳を 向けて 今一度 化け物じみた未来に牙を剥くのさ
星ひとつない夜に迷って 南がどっちかもわからない 地図もない航路だ
誰かがいう世界の構図は たかだか人間一人の目で見た ちっぽけで狭い世界
君が見つけた 目の前の扉を開けよう 鍵は必要ない
止まらずに 走れ 辿り着きたい場所まで
歌を歌うように声と声をつないでつくる
世界にたったひとつのオーダーメイド
おまえの目には幸せがどう映る?
ちょっと苦しい その苦しみを越えた先に
昨日より今日より輝く明日があるなら
昨日より今日より明日を目指す人になる
さあ 聖火台に火を灯せ 希望なき世界に
戦争のおろかさや 虐めの実態を
詳細に 書き起こした 紙の上に
降る涙は 誰が止めるの 誰が 掬い上げるの
みんな、独り言のように語る
手を差しのべるのはきまって同じ痛みを知る人だけ
それがこの世界の本当だ。
| 詩人:壬治 | [投票][編集] |
すべてを捨て去っても
好きと言える思いが
そんな感情こそが
もし運命だとしたら
なんとなく違うの
今ではないの
まだまだ先なの?
わかんない
考えれば考えるほど
現実感が遠ざかり
荒野にたたずむ
美しいけど
たやすく触れられない
深層は覗けない
上手くいかないことのが
人生は多い
| 詩人:壬治 | [投票][編集] |
あんまりだよ
とてもとても痛いんだ
あのときその芽を摘まなかったのを後悔している?
今更嫌いとはいわないで
置いてかないでくれ
孤独と知りながら
期待させる君
なんて酷な時間なのか
無知な自分と無力な現在
嘆いてばかりの今は疼いても
少しずつほんの少しずつ
生きる理由になっていたはずだった
あのときつぼみを約束した君が
開花した途端
そっぽを向いたのは偶然なのか
あんまりだよ
目も合わさずに
ここで終わるのは恋か人生
それとなくただ漂う時間
これからの結末なんてきっと
誰にもひとつも分からない
| 詩人:壬治 | [投票][編集] |
ゆらめく手元の炎が
二人の顔を赤く照らし..
ほんの一瞬の
笑みがこぼれる
あなたが火をつけた
この途方もない恋にも
すこしの空白のあとで
真っ暗な現実が
押しよせる..
今ならあなたと
いけないことが出来るね
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
見覚えのある傷痕だ
それは僕がつけた真新しい傷痕だ
愛しているなんて言葉でごまかしてきたけれど
気づけば 僕は何度も君のこと裏切ってる
どうして 大切なはずの人を傷つけてしまうのかな
僕にもよくわからない
でも聞いて この気持ちは嘘じゃないんだ
沈む夕日を眺めながら
泣いているときまって君は
「あなたは以外に涙もろいんだね」って 笑ったんだ
僕は君のすべてを 知りたいと思うけれど
君を愛するということは君の嫌いなところも愛せなければ
君の醜さも君の汚さも
すべてを 知りたいと思う僕になりたい
そしてそのすべてを迷いなく愛せる僕になりたい
そして僕の醜さや汚さも君に見せたい
そして同じように愛してほしいと思う
肌を傷つければ赤い血が流れるけれど
心が傷ついたときには涙が流れる
僕は君の何を知っているんだろう
君は僕の何を知っているんだろう
お互い知ったような顔してる
ずっと愛しあえる秘訣は お互いにあまり隠し事はせずに
ありのままの自分を見せあうことだ
それもせずに 愛を語ることはおこがましいのさ
見たいところだけ見て 見たくないところから目をそらす
そんな ことで大事なものは見えない
だから君のすべてを見逃すことなく
この目で見たい そしてどんな醜い君も
同じように君だと思いたいんだ
君の醜さも君の汚さも
すべてを 知りたいと思う僕になりたい
そしてそのすべてを迷いなく愛せる僕になりたい
そして僕の醜さや汚さも君に見せたい
そして同じように愛してほしいと思う。
| 詩人:壬治 | [投票][編集] |
彼女はただの友達-たぶんずっとそう
今日も明日も明後日も
朝でも昼でも真夜中だって
死ぬまできっとこのまま-シンプルな関係
真実を伝えられない友達
彼女はただの友達
友達以上にはなれない友達。