詩人:EASY | [投票][編集] |
世界は価値観で
形作られている
これは言うまでもなく
真実だ
支配は行うものではなく
されるもので
される者だけが
それをする者でもあるのだ
子供の笑顔は愛に属し
大人の争いは幼稚である様に
反比例した法則は
量子論を裏付ける
核爆弾で奪われないものを
議論する様になれば
大人達は少しだけ
大人になったと言えるのだ
自由が支配の敵ならば
風は自由の味方だろう
命よりも大切な話しをすると
地球人はしらけてしまう
でもそれは
否定よりは疑問であって
それが唯一の救いだろう
君が笑うジョークを
僕は考える
余命一秒だとしても
それくらいのものは
それくらいの威力を持つから
僕たちは生きている
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
3月に入るといつも心細くなる
雪解け
田畑の土の臭い
日射しは暖かいのに
追い越していく風は身に凍みる
さよならと初めましての狭間の季節
青春時代(かこ)に馳せているのか
復職(みらい)を思っているのか
自分でも定かではない
子供(げんじつ)を抱き寄せても
なんだか不安で足が地につかない
腹を括るしかない
新しい季節はすぐそこだ
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
みたいものをみて
みせたいものだけ
みせるがいい
ボウフラがいる
血液で満タンの
頭蓋骨の中に
どこが上で
どこが下か
ききたいものをきいて
かぎたいものたげ
かぐのがいい
ぷくぷく ぷくぷく
体をくねらせ
浮かび上がる
なんの根拠もいりはしない
呼吸が出来る
方角へ
そうして、また
楽になったなら
また
深く深く
沈降していく
「ふれたい」
うつろ うつろ
ゆらり ゆらり
沈降していく
みたいものをさがし
みられたくないまま
みられぬまま
繰り返し
浮かび上がり
また
沈んでいく
ぷくぷく ぷくぷく
ゆらり ゆらり
「どうしてあなたはいつもそうなの」
「なにがだい」
「ぜんぶよ」
詩人:EASY | [投票][編集] |
情報の爆撃は
僕たちに突き刺さり
僕たちの優しさは
花を咲かせる
白と黒とが混ざりあい
命の支配の雨が降る
優しいジョークの能力は
IQよりも高く
僕たちの手を
雲まで届かせる
お腹を空かせた子猫の
抱きしめ方を
教えてもらうなんて
僕たちは、必要としないよ
抱きしめ方ぐらい初めから
知ってるから
詩人:与末居 | [投票][編集] |
__と紡ぐはずだった軌跡。
■■は囚われ始めていた。
溺れに溺れた後には、__の幸せを求めて。
__のやることなすこと全てを、赦した。
結果的に、__は幸せを掴んだ。
■■はそれで幸せなのだから、と。
■■は、本当にそれで幸せなのかい?
詩人:EASY | [投票][編集] |
人々は知らない振りをする様に
どこか冷たい表情で
優しさを隠してる
深呼吸をしてみてよ
無料だから
胸のポケットにある
温かいものに、手をかざして
何もいらないよ
花を渡せるなら
本当の感謝に
理由なんてないんだ
深呼吸してみてよ
空気は無料だから
太陽が僕たちの胸を、温めているから
詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
あらゆる食べ物を集めた
人間は地球と同等な関係
生活は儀式
旅するとエネルギーが、捌ける
念入りにエチケットを敷き
丁寧な節度をもって
安らかな睡眠を抱こう
詩人:EASY | [投票][編集] |
君の矢を
この空に向けて放つんだ
輝きの意味を
説明する時
それが一番分かりやすい
君の笑い方は君のもので
君の泣き方は君のもので
それが花開く空の下には
太陽が降り注ぐ
どうしてみたらいいのか
君といつも相談してる
星たちは輝く準備を
怠ることがないし
風は君に耳を澄ませ
花を咲かせることにした
夜は昼より暗くって
冬は夏より寒くって
君は誰より君っぽい
冬の終わりには
春への訪れと同時に
冬との別れがある
僕たちは
その歩みと哀愁を
何となく噛み締めて
白黒無音の映画の様な
微笑みを持ちながら
抱き締める様に生きている
愛は説明を嫌うから
君の矢を
この空に放つんだ
自由の意味を輝きの様に
表現する為に
詩人:EASY | [投票][編集] |
無意識の大きな波が
地球にはやって来る
それを求めるサーファー達の
格好の場所だ
議論が好きな気難しい
愛すべき人間は
自由の意味は議論しない
命を作る工場の
ライン作業は
完璧な人選の
完璧な機械によって
行われている
感情は巧妙に
禁止され
愛と呼ばれる紙幣には
香りを消された味がする
命の意味は
1足す1より疑問にされず
100万回ほど地球を周り
今日この日を迎えてる
今日僕は、君に言う
今日は君を愛してる
今日にしか居ない僕たちの
たったひとつの誓いのように
詩人:EASY | [投票][編集] |
世界を動かしたいなら
政治家になるより
自分らしくいるべきだ
5万光年離れた星の
道徳の授業での
在り来たりな一節だ
地球の青さは透き通り
太陽を光らせて
僕たちの振り上げた
拳はそれより赤い色
動物の無垢な目は
瞳と呼ぶに相応しく
沈む夕日の下にある
人情を際立たせ
初恋をする若者の
微笑ましさを守ってる