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[100313] いくら恋しても
詩人:凜一 [投票][編集]

君が
これまでどう生きて
今の君になったのか
僕なりに
理解したつもりでいるけれど

きっとまだ全然
君に近付けてはいないんだろう


君に恋して
君に触れて

君の笑顔
君の泣き顔

君の書く字
君の歩き方

「好きだよ」と言った時の
照れ臭そうでまっすぐな
君の声

すべて忘れないように記憶して
分析して


それでもきっと
これからもずっと
君に近付けることはないだろう


きっとそういうものなんだ

本気の恋は
叶っても
全然、叶った気がしない


いくら手に入れても足りない


君のことだけは



2007/04/15

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