君がこれまでどう生きて今の君になったのか僕なりに理解したつもりでいるけれどきっとまだ全然君に近付けてはいないんだろう君に恋して君に触れて君の笑顔君の泣き顔君の書く字君の歩き方「好きだよ」と言った時の照れ臭そうでまっすぐな君の声すべて忘れないように記憶して分析してそれでもきっとこれからもずっと君に近付けることはないだろうきっとそういうものなんだ本気の恋は叶っても全然、叶った気がしないいくら手に入れても足りない君のことだけは
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