ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.10000-10999 > No.10276「悲しみの記憶」

過去ログ  〜 過去ログ No.10276 の表示 〜


[10276] 悲しみの記憶
詩人:野良猫 [投票][編集]

いつからか

君はここからいなくなって

僕は道に迷い

君を届かない存在にしてしまった


迷いの道に入り込んだのは自分で
君を忘れようと必死になったのも自分

なのに
記憶から消えたのは
愛することで

君の記憶は消えなかった

ひどく痛んだこの胸に

君の

懐かしい声が
悲しく響く

だけど

忘れなくちゃ
僕には
君の心は掴めなかった

君は遠くを見つめていたから

だから

忘れなくちゃ・・・

2004/04/02

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -