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[103011] 星が生まれた日
少年が落としてしまう、
それは
あまりに
優しいもので
いつまでも思い出は
少女のかげをしています
夢から覚めて
くちもとに
残るのは
あどけない運び、です
名前はもろくも
かたくなで、
呼ばれています
呼んでいます
かぼそい首の
うつむき、かたむき、
すべてのかぜと
宇宙にのって
あてにならない
かがやきを
いま、
広がりゆくのなら
閉じてゆくべきですか
そんな声すら
だれかの地図へと
消えてしまうけれど
ずっと、昔から
2007/06/06
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