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[105204] MOON
また一人ぼっちだよ。
世界には
こんなに人がいるのにね。
君もかい?
見上げた月に
話かけた。
梅雨の
生暖かい風が
やけに
冷たく感じる。
これが運命ならば
期待なんかさせずに
そう言って欲しかった。
本当は寂しくて
いつも
星を掴むように
手を伸ばしてた。
わかってた。
届かないって。
それでも
掴んだ気がした
暖かい手は
煙のように消えた。
君も
僕を
一人ぼっちにするんだね。
空に浮いた
分厚い雲を見上げて
諦めたように
笑った。
2007/07/11
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