詩人:Akira“STARMAN” | [投票][編集] |
おまえの命 何度この手で幕を引こうと思ったろうか
ただ鼓動が果てるのを待つだけなんて
病室の入り口にバリケード
そして人工呼吸器の電源を
日々血液が悪性と変わっていく検査結果
僕の血液は使えないのか訴えた
もう戻ることはできないのです見守っていてください
そしてそのときを見送ってあげてください
何もかもが恨めしい
健康を求める老人 医師に悪態をつく男 医療費が高いと嘆く婦人
妊婦や白い雪さえ恨めしい
神は外泊 仏は就寝 僕はただ母がつくった握り飯を涙ながらに貪る