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[11232] 繰り返す世界
詩人:夢姫 [投票][編集]

嘆きの姫君
美しい顔を曇らせて
白い頬を涙で染める

自分が動かなきゃ
何も変わりはしないさ

待ってるだけのドール
操られるままのドール

その糸を断ち切って
先ず右足から動かしてみようか

おめでとう
記念すべき
君の第一歩

次に君に糸を付けるのは
どこの誰かな

君に糸を付けられた僕には
到底無理な話さ
付け心地がいいから
放せない

糸を断ち切ったドール
僕を操る美しいドール

先ずは君のマスターを
探す旅にでも出たらどうだい

ご愁傷さま
誰もが
檻の中の住人


死ぬまで繰り返される
糸きり歯の擦り合い



2004/04/27

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