君の前では素直に笑顔ができないなぜか身構えてしまってそれが理想?なんて君はすぐ口にするけど理想主義で潔癖で血液型からは想像できないほど整理整頓された財布のなか身僕の言葉の語尾が直ぐに気にかかる茜色に染まる街並みにスーツ姿の君はさっそうとヒールの靴音立てて歩く地下鉄の駅の入り口でじゃあねの手を振ればその自信に満ちたほほえみに僕のこころのどこかに寂しさを残してゆくもう秋ゆく街通り過ぎる人ごみにまぎれて背中丸めてポケットのチケット探してる
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