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[116131] レプタイル
詩人:秋庭 朔 [投票][編集]


「あたし
冷血動物だから
冷え性なの」
と彼女が
足を重ねて来て
悪戯っ子みたいに
目を細めながら笑う。

刺青のように
血管が走る、
透き通るくらいに
白い足を
すりすり・もみもみ
していると、
その「爬虫類」への
愛しさが人肌まで
温まる。


ねぇ…、
と声をかけると
微かな寝息。

寒すぎる夜には
冬眠するらしい。

おやすみ…

彼女のおデコの
冷たさが
僕の唇に触れた。

2007/12/03

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