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[118349] ふたりの冬
真っ暗な冬の早朝
いつもより少しだけ
早く待ち合わせした
愛しい気持ちが
今にも溢れ出しそうで
夜も眠れなかったよ
短く切ってしまった髪
ちょっとだけ後悔して
薄明るい外へ飛び出す
電車の中は暖かかで
冷たく澄んだ大空は
いつもに増して快晴で
窓から見えるこの景色
あなたに見せたい
天気良いねって話して
身に染みる寒さなんて
吹き飛ばすくらいに
つよく手を握りしめて
会えた時の幸せを
噛み締め歩いた冬の日
2008/01/04
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