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[119005] [wing snow…]
寒夜の月冴ゆ
吐く息白く、
零気が身を包む
そんな時、
静かに、
舞い降りる
天空からの
純白の羽根…
その美麗に、
誰もが思わず
歩みを止め
瞳を奪われる
冷気の羽根は
人の掌に触れると、
温度を感じ
溶け、姿を消すんだ
けれど羽根は
残していたよ。
掌の中に
一瞬でも
地に降りた証を…
その証は、儚くも
輝きながら
水に姿を変え
掌に残る水滴は
何故か温かく
優しかった…
2008/01/14
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