詩人:霄
寒夜の月冴ゆ吐く息白く、零気が身を包むそんな時、静かに、舞い降りる天空からの純白の羽根…その美麗に、誰もが思わず歩みを止め瞳を奪われる冷気の羽根は人の掌に触れると、温度を感じ溶け、姿を消すんだけれど羽根は残していたよ。掌の中に一瞬でも地に降りた証を…その証は、儚くも輝きながら水に姿を変え掌に残る水滴は何故か温かく優しかった…