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[119121] 階段下は果てしなく
詩人:千波 一也 [投票][編集]


  階段下は果てしなく

  あらゆる定義をつぶして

  みせる


  のぼる者には延々と

  おりる者には

  刻々と



   語るなら

   陰たちのとく

   無声に届け



  階段下は果てしなく

  ひとつの素顔を

  隠してみせる


  やさしい時間の

  吹きだまり


  ぽつり、としずくが

  寄り添う

  日なた



2008/01/15

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