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[120012] 名前のない幸せ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


名前すらない可愛そうな一日にならば名前をつけてあげたい
どうせならばうんと可愛い名前をつけてあげましょう
誰もつけてあげないのならば僕らがそのただの一日にステキな名前を授けよう

1人1人が手を取り合い つながってゆく広範囲のリアルネットワーク
だけれど、手に手を取り合いつながる幸せに名前などもしかしたら必要ないのかも

幸せにただ幸せになりたくって
当たり前な幸せを願い毎日を生きてる
幸せにただ幸せになりたくって
当たり前をうたいながら時々涙を流す

ルルルル…
名前のない幸せにあふれた真っ白な汚れのない毎日の中を 時間がただゆるやかに通り過ぎてく
これが幸せ?
本当の幸せかい?
本当の幸せかい?
それならば
『ずい分地味な幸せだね』なんて僕は心に影を落とした
それはそうさ
終わっちまえば
すべて何もかも
そんなもんだよ
後には必ずこれだけはぜったい拭いきれないほろ苦さがある
生まれてしまうんだ
どうしても
終わったとなったらば
胸を焦がしてくんだ
入り組んだくもの巣だらけの毎日ストレス抱えてんてこまいの日々
輝きを探してる
正確には輝くための術を探してる
その術を探してる
輝けるためのちょうどいい住処(いばしょ)を探してる
いつか抜け出すこともできない出口(ひかり)なき迷路を進みながら 抜け出そうとするのはつまり死を招く行為

くり返す毎日に
巡りくる今日に
手当たり次第に名前をつけなんであろうと正体の知らない何かや優しすぎるわざとらしさはとてもこわいから 僕は名前をつけまくる
これがなんでどんなものかが一目瞭然
すぐ見てわかるようにと神は名を授けた
僕たち 生命の一つ一つに 僕たちには考えるだけで気の遠くなるような時間だけど 神はそれを瞬間的にやったんだ
全てに名前をつけた神はしかし全てを覚え

2008/01/29

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