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[120619] 飛沫
詩人:ハト [投票][編集]

弾けたシャボンの飛沫を
手の甲で拭う

意図して放たれた言葉は
どれも安っぽく感じるのさ

琴線は振るわない

掻き鳴らしてくれる手が
見当たらない

探し出せない

探しに行こうとも思えず

今日もまた
シャボンの飛沫を拭う

何時か
琴線が振るう日を待つ

見上げた曇り空
視界を横切るシャボン
どこまでも飛んで行け

2008/02/08

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