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[12092] 恋待ち草
詩人:老女と口紅。 [投票][編集]

夜のネオンに咲く花は
 虹色花びら身にまとい
 赤いベニさし
  惚れた蝶々がほしいから
 暗い舞台で踊るのよ

夜のネオンに咲く花は
 やさしい化粧で華になり
 あまい香りで誘うのよ
  幸せさがす恋待ち草は
 暗い舞台で静かに咲くの

夜のネオンに来る蝶は
 悲しい顔してあたしを見るの
  交わす言葉は淋しくて
  無口なお酒に酔えなくて
  こんなあたしに本気で惚れる
  羽を休める蝶々なの

夜のネオンが疲れて消えて
  惚れた蝶々が飛んでゆく
  あたしの想い知らないままに

いつの日か
 あたしの所にヒラヒラ飛んで
 優しい笑顔で摘みにきて
 あたしがそっと散る前に

 あたしがそっと 散る前に



おかしいね
あたし夢見て飲むお酒

悲しいね
あたし一人で飲むお酒


2005/07/21

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