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[121629] ある日
詩人:メノ [投票][編集]


嵐がきた
砂埃が舞う
遠くのサイレン

うつむき加減に坂をのぼった
まだまだ低いまま

嵐がよぶ
風が頬を叩く
遠くのサイレン

うつむき加減に坂をのぼった
嵐が背中から追い立ててきた
だからうつむき加減に坂を走った

喉はカラカラして
目はグスグスして
足はジクジクした

周りは薄桃色がかった変な雲に囲まれていた
うつむくのをやめた
真上にぽっかり開いた
青い丸

町は静かに雲に囲まれて

嵐もまた静かに雲を伴って町を去っていった


ふと静かになった

サイレンが止んだ

2008/02/24

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