ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.121000-121999 > No.121654「秋の夜半に降る雨は」

過去ログ  〜 過去ログ No.121654 の表示 〜


[121654] 秋の夜半に降る雨は
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

秋の夜半に降る雨は
寂しさのスイッチを入れに来る

窓を伝う雨の滴に
後悔の数だけ
想い出が写る

寂しくて
切なくて

乾いた心に沁みては来るけど
もう涙も出やしない



秋の夜半に降る雨は
ぽっかり空いた隣に座る

窓打つ雨に押されて
想い出も流されていく
雨に歪んだガラスの向こう

哀しくて
切なくて

忘れた事さえ忘れてた事
想い出させて知らん顔



どうせなら
どうせなら

いっそ流してくれれば良い
何もかも 何もかも



秋の夜半に降る雨は
枯れた想いを濡らして過ぎる

2008/02/25

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -