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[121951] 遺言
彼女が写す写真にはいつも人がいる。
痩せ衰えた腕をしゃんと構えて
今日も彼女はシャッターをきる。
彼女の切り取る風景は笑顔がいる。
日に日に衰える体を支えながら
今日も彼女はシャッターをきる。
「元気だったあの頃には見えなかった景色が、今は見えている
世界はこんなにキラキラ輝いている
だから、これからも生きる皆には
それに気が付いてほしい」
そういって彼女は笑いながら泣いた
痩せた腕にカメラを抱きながら
2008/03/01
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