ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.1000-1999 > No.1222「灯かり」

過去ログ  〜 過去ログ No.1222 の表示 〜


[1222] 灯かり
詩人:soRa [投票][編集]

黄昏に包まれた暮れ行く街

薄黄色に反射する光が
どんな優しい言葉よりも暖かかった

隠しきれない悲しみをさらけ出したままの心は
いつも突然に君を求めてしまう

ときどき遠くを見つめる君の瞳に
僕はどう映っているのだろうか

ときどきつく溜息は
僕に向けられたものなのだろうか

こんな黄昏の中にいると
そんな妄想に追い立てられて
孤独が縁取る僕の輪郭をあらわにしていく

黄昏の光もどこかに消えて
街灯かりが暗闇に浮かび上がってくる

作り上げられた灯かりは
時の流れを止めてしまうから
君の心を探すにはちょうどいい

君はそれを知っていたのか
笑顔よりもずっと優しい泣き顔を見せた

2003/03/26

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -