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[1222] 灯かり

詩人:soRa

黄昏に包まれた暮れ行く街

薄黄色に反射する光が
どんな優しい言葉よりも暖かかった

隠しきれない悲しみをさらけ出したままの心は
いつも突然に君を求めてしまう

ときどき遠くを見つめる君の瞳に
僕はどう映っているのだろうか

ときどきつく溜息は
僕に向けられたものなのだろうか

こんな黄昏の中にいると
そんな妄想に追い立てられて
孤独が縁取る僕の輪郭をあらわにしていく

黄昏の光もどこかに消えて
街灯かりが暗闇に浮かび上がってくる

作り上げられた灯かりは
時の流れを止めてしまうから
君の心を探すにはちょうどいい

君はそれを知っていたのか
笑顔よりもずっと優しい泣き顔を見せた

2003/03/26 (Wed)
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