| 詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
なんとなく
思うことがある
東京は、リアルじゃない
リアルだけど
リアルじゃない。
そんな感じがしてる
電車に乗れば、
30分足らずで
そこは「東京」になる
でも、空気が
急に不味くなる
無関心な
その人波に
私は少しでも
映ってるんだろうか
教室の
一番後ろの席で
ひとりキョロキョロ
辺りを見回す
転校生の気分だった
会社に行ってた時は
いつも
観光の黄色いバスを見たし
東京駅では、
ディズニーランド帰りの
家族連れ
訛りは少し
違和感を感じさせたけど
なんとなく
懐かしかった
それは、とても
不思議な感覚だった
今は、自堕落な生活をしてる
たまに家の手伝いをして
金を稼いで
外に行ってみる
禁煙はしたけど
いわゆる
人間の屑みたいな、
そんな部類では
模範的な生き物だろう
だけど
まだ東京は
リアルを装って
リアルじゃないと
私に教える
すれ違う人は、皆
精悍な顔つきで
こんな私を
見下すのもいるけど
時々、
道に迷う
上京したての若者や
故郷の言葉を
喋る人を見て
安心したりもしてる
私は、
雑踏やネオンや
満員電車の中に
自分の個性を落とさなかった。
都会の生き方は
身軽だし、便利だし
それはスマートで
賢いものにも
見えたりする
それでも、
私は
愚かでいたい
携帯電話に
必要性も感じない
田園を見たり、
密度の濃い、樹の中を歩いたり
夜は、星だって見たいし
好きなチームもある
平和なこの街で、
ずっと生まれ育ったんだ
だから、
中途半端だ、
なんて言われても
結局
今が一番、
心地良いんです。