詩人:花 | [投票][編集] |
唇と唇が触れるか触れないかくらいの内緒話
ね って片目をつぶった
小指の約束
墓場まで持っていこうって本気で思った
単純な自分
誰も知らなくていい
誰も気付かなくていい
勝手に色んな想像してくれていい
勝手に異論を唱えてくれていい
例えば
初秋の海辺で泣いた私の
例えば
抱き締めながら泣き崩れた君の
その涙の訳は
小指の約束の続きだから
誰も知らなくていい
誰も気付かなくていい
それはきっと
大好き や
愛してる や
嫌い や
そんなはっきりした感情じゃなくて
ほんの1mgの気持ちだから
入り組んだ迷路のような
小指の約束
心の中で
ditto と囁くような