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[1260] 回帰
詩人:soRa [投票][編集]

冬の終わりを告げる雨も上がり
冷たい空気を暖かく塗りかえていく

大地に染み込むことの出来ない水溜りが
いくらか強さを増した太陽の光をのみこんで
空へと帰っていく

幾つもの出会いと別れを演出しようと
桃色の花たちはその準備に余念がない

ほらごらんよ
こうして季節は移ろっていくから
毎日が同じことの繰り返しなんて思わずに
ほんの少しだけ視点を変えてみるのも
いいかもしれないよ

その昔誰もが肌に感じたようにね

2003/03/29

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